理不尽な夜明け
おはようございます。
2023年2月10日7:00をお知らせします。
とはいえ僕の起床時刻は0時を迎えるちょっと前。
昼夜逆転したれっきとした社会不適合者であります。
はっきりと陽も昇り切っていない内から鬱々と憂鬱に苛まれている。
理由は単純、「金がないから」。
当たり前だけど仕事をしてなけりゃお金は減る一方。
5歳児にこんな話をしても「なんで働かないの?」と言われることでしょう。死。
数ヶ月前に仕事を辞めてから鬱が加速し現在ド田舎の実家で引きこもりみたいな生活を送っている。
人を一人1ヶ月生かすのって結構お金が掛かるんだよね。
多分生活保護受給者の方がマシな暮らしをしているはず。
都内近郊に住んでいた頃は良かった。
唐突に仕事を辞めてしまっても、なんだかんだですぐに別の仕事にありつけた。
だが田舎はそうも行かない。
車社会が前提の社会では、若くして免許も取らずに地元を捨てた人間に優しくなんてないのだ。
金がない、仕事がしたい、数もなけりゃ足もない。
オラこんな村さイヤだ…
それこそ10代の頃は気合いと体力である程度の無理はできた。
片道自転車で30分だろうと、雨が降ってもカッパを着てダッシュしていただろう。
単純な老いの問題だけじゃない。
精神的な踏み込みが入らなくなってしまっている状況は、ペダルではなくせめて電車で揺られるくらいで頼みたい。
夜勤と水仕事とアルコールを避けるように医者から言われている。
タバコはギリギリ怒られていない。
こんなことをボヤいていたら日々労働に励んでいる人達に怒られちゃうんだろうな。
貧困というのは医者に怒られながらも身を粉にしてしがみつくモノらしい。
「死んだ方がマシ」なんてフレーズをたまに耳にする。
そんなことはない。
だいたい原因を辿れば「この苦痛を耐えるくらいなら一瞬で終わりたい」の言い換え表現だろう。
苦痛が終わらないモノだと錯覚するから、だったら今すぐ終わっちゃいたいんだろうな。
本能というのはこういう時ばかり敏感だ。
未来が無いと錯覚するのだろう。
そのくせ対策は全然立てようとしない。
生存本能しっかりしろ。
そういえば見落としていたが、昨日依頼のメッセージが入っていた。
僅かながらまた在宅の仕事が入るようになってきた。
収入は全然足りやしないが、地球が勝手に自転するように、理不尽に夜が明けたりもすることを僕は知っている。
返事が来るまで換気扇の下でタバコを吸い続ける。
まだお医者さんにはそれほど怒られていないから。
こうしてまた、微々たる呼吸を続ける。