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今日嬉しかったことは、手紙をもらったことだ。

直筆の手紙をもらうと嬉しい。
同じ内容で、メールやLINEのテキストなどと比べると温かみを感じる。

私が年賀状以外で直筆の手紙をいただくようになったのは、ここ2年くらいで、相続の仕事をある程度経験するようになってからだ。

きっと、私の周りには、お客様の気持ちを鷲掴みにできる相続の専門家が多くなったことに比例しているのだと思う。

鷲掴みアイテムの一つが、直筆の手紙だ。

現に私は心掴まれてしまっている。

直筆の文字には人間味が詰まっている。
得られる情報は果てしない。
文字の意味だけでは無く、文字の意味以外の部分の情報が多い。
選んだペン、インクの色、インクのシミ、紙質、文字のクセ、丁寧さ、大雑把さ、ダイナミックさ、筆圧など、多くの情報をキッカケに勝手な妄想が始まる。

妄想は私が勝手にしているだけだが、その妄想のキッカケは直筆の文字だ。
だから、勝手に読む側が妄想しているようで、書く側にコントロールされているかもしれない。
人の些細な心の動きを読み取って、ビジネスで成功を収めている人たちだ。その人たちが書く手紙であれば、文字の意味以上にコントロールされてる部分はきっと多分にあるだろう。

それでも、その人が伝えようとしていない、意図しない情報も伝わる。

それが好きな人には、好きなのだと思う。

人とのコミュニケーションは、読者であれば、この伝えようとしていないところをどれだけ感じることができるのか、筆者であれば、伝える目的を達成させるために、便箋、封筒、ペン、インクなどを選び、書体を計算して、装飾して、相手に伝えて印象を与える。

手紙をいただいて読む手は勝手に妄想するだけなのだけど、筆者は内面の一部をさらけ出し、それを武器にしながら、丁寧な人間関係を作り、今の地位を築かれている。手紙を書くには、誰しもがかけたくないと考えている手間と時間がかかる。この手間を手間と思わない、伝えるための最善の手段の一つとして選択して、蓋を開けてみると一番効果の高いハートの掴み方なのかもしれない。

手紙を書く人が計算高いと言っている訳ではない。
何かを伝えることに真摯に向き合った結果、手紙を選択しているということで、この選択をできる人はなかなかいない。

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