イスラムと月の紋章とムハンマド。

この地球には、輪廻転生装置が備えつけられているため、本来ならば忘れることのない魂の記憶も、強力な催眠によって、思い出しにくくされてしまうんですわ。
現在は輪廻転生装置は壊れかけなのですが、それでも稼働し続けているような代物です。

よって、確実な記憶の感覚にまでは至らず、確信もあまり持てないでいたことも多々あったのですが……。

ムハンマドの月の紋章を好んで使用していたようなところは、どうも引っかかってはいたのですが、ムハンマドの頃の記憶らしきものがあるんだろうか?とたずねかえしてみるものの……。

そもそも、月の紋章はアルテミスの印であり……。
アルテミスは輪廻転生装置にかけられれば、男性の姿を取ることはあり得るんだろうか?

と、逡巡し、ふと、一つの結論にたどり着きました。

もしも、ムハンマドはアルカスの前世の一つならば、かなり辻褄が合うと。

彼ならば、月の紋章を我が物のように使い回すこともできましょう。

そして、南総里見八犬伝の作者も、これ、アルカスの前世……?

一方その頃のアルテミスは、フランスにいたのでね。
それなのに、南総里見八犬伝の作風や文のクセは、非常にアルテミス文法に近いのです。
アルカスだから……でわりと説明がつくな。

アルカディアの祖、アルカス。
自分が王となった王国に己の名前を呼ぶように付けるようなところもあるのです。

で、何でか月の紋章を共有しているようです。
なぜでしょうね?


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かしわ
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