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新版 科学がつきとめた「運のいい人」(中野信子 著)
読む目的
「運の良さ」のメカニズムを知る。
運を良くする言動を学ぶ。
プロローグ
運が良い人というのは、運をつかむと同時に、不運を防ぐような行動、物事のとらえ方、考え方をしている。
運が良いと言われる人たちは、いろいろな意味で自分を大事にしている。他者のために、そして他者と共に生きることを目指している。
第1章 運のいい人は世界の中心に自分をすえる
自分が持っているプラスの要素はもちろん、一見マイナスに思える要素も自分の資質として生かす方法を探る。コントロールする努力をする。
自分を大切にしている人は他の人からも大切にされる。
自分の価値観で自分なりの幸せを把握することが重要。
運が良い人は、以下の図式が成り立つ。
自分なりのしあわせのものさしを持っている
その幸せの状態を積極的に作り出す努力をしている
自己一致の状態(自分を好きな状態)になる
人に好かれる
真面目さを隠れ蓑にして、自分を蔑ろにしていないか、自分の価値観を見失っていないかなどと、ときどき自問自答してみることが大事。
正しいと思うことを義務感で渋々やるより、面白そうと思えることを嬉々とした気持ちでやった方が人は幸せでいられる。
反省はするけど自分で自分を嫌いにならないように、どこまでも心の広い自分を持っておく。
第2章 運のいい人は「自分は運がいい」と決め込む
根拠はなくても「自分は運がいい」と決めてしまった方が、実際に運は良くなる。
運が良いと思っている人には努力の余地が生まれるが、運が悪いと思っている人にはその余地は生まれない。
運が良いと思っている人も悪いと思っている人も、遭遇している事象は似ている場合が多い。しかし、その事象に対する捉え方、考え方、対処の方法が違う。
運のいい人のそばにいると、その行動パターンが似てきて運を呼び込むことができる。
オーソドックスな規則正しい生活が、セロトニン(幸せホルモン)の分泌を促す。
良い妄想、自分はすごいと思える妄想でドーパミンの分泌を促す。
目いっぱいの愛情をもって人を育てると、自分の能力向上、ひいては運の向上につながる。
人は、適度なストレスがかかっている時の方が力を発揮できる。
リスクのある道を選んだ方が脳が喜ぶ傾向にあり、運のいい人はあえてリスクのある道を選ぶ。
第3章 運のいい人は他人と「共に生きること」をめざす
他人のことを思いやれる人が運のいい人。
自分も生き残れるけど周りも生き残れる道を選ぶ。周りと上手く共存できる道を探る。
粗野な振る舞いよりも、品のある行動の方が人の心を動かし、結局はお互いの利益につながる。
脳は戦って誰かを蹴落とすことより、共生を目指すことの方が高いパフォーマンスを発揮できる。
自分の行動を評価すると、たとえ他人から褒められなくても、大きな快感を得られる。
運のいい人は他人をほめるのが上手。他人を素直に正しくほめられる人は、他人から好かれるようになる。
ほめ言葉は心の中で思っているだけではダメで、直接言葉で伝えることが重要。
運のいい人のほめ方。
正しくほめる(その人自身でもある程度納得できる点をほめる)
表面的な軽いほめ方をしない
欠点には寛容になってほめる
人間には誰しも長所と短所があり、同じ長所をほめられる場合でも、同時に短所をどう評価されるかで、その嬉しさ度合いは変わってくる。
他人を素直に正しくほめるには、心に余裕が必要。不安への対処法4例。
セロトニンの分泌量が増えるような生活習慣にする
不安は生理現象と割り切る
不安のとらえ方を変える
不安を箱にしまう
助けた相手からのお礼は快く受け取る。お礼を受け取ることで、相手の気持ちを軽くしてあげるのも大切。
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