[再編]限りある時間の使い方(著者 オリバー・バークマン)
読む目的
時間をムダにしない方法を学ぶ。
イントロダクション
忙しさは問題の入り口。問題の根底は時間が限られているという事実。
状況を苦しくしているのは、限られた時間を思うように活用できていないという感覚。
時間を思い通りにコントロールしようとすればするほど、時間のコントロールが利かなくなる。
現実を直視する
人は時間をうまく使わなければというプレッシャーにさらされる。
時間の有効活用ばかりを考えていると、時間をうまく使えるかどうかが自分という人間の価値に直結してくる。
何かをやりとげようと思うなら、他人との協力は不可欠。その事実に直面しなくてすむように「自分の時間」という考え方にしがみつく。
現実を直視することは、他の何よりも効果的な時間管理術。
限界を受け入れるということは、何もかもは出来ないと認めること。何に集中し、何をやらないか、自分で決める。
やることリストが終わらなくても自分を責める必要は全く無い。やれることはやる。出来ないことはやらない。それだけだ。
どんなタスクも、時間があればあるだけ勝手に「やるべきこと」の定義が広がっていく。
どんなに効率化しても時間は決して余らない。全てを効率的にこなそうとするのではなく、全てをこなそうという誘惑に打ち勝つことが必要。
選べなかった選択肢を惜しむ必要はない。そんなものは元々、自分のものではなかった。
タスクを上手に減らす3つの原則。
自分の取り分を取っておく。
同時進行の仕事の数を、削れるところまで削る。
優先度が中くらいのタスクは、いつかやろうと思わずバッサリと切り捨てる。
良い先延ばしをする人は、全てを片付けることは出来ないという事実を受け入れた上で、何に集中して何を放置するかを賢明に判断する。
常にSNSの刺激にさらされている脳が、現実世界に物足りなさを感じている。これでは日々を楽しむことも出来ない。
デジタルデトックスしたからといって、気晴らしへの欲求自体が無くなるわけではない。邪魔をするのは気晴らしの対象ではなく、嫌な現実から逃れたいという欲求。
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