否定しない習慣(林健太郎 著)
読む目的
「否定しない」のメリットを知る。
否定しない方法を学ぶ。
はじめに
褒める、肯定する、叱るよりも効果的かつ劇的に人間関係を変える方法が否定しないということ。
本書で指摘している「否定」
否定言葉を使う。
相手の考え、行動の結果を認めない。
相手の話や意見を打ち消す、聞かない、奪って違う話をする。
相手のミス、失敗を責める。
悩みの相談などに対して真剣に向き合わない。
第1章 気付かないうちに否定する人の心理
多くの人は自分が知らないうちに否定している。
否定のほとんどに悪意はない。否定の前提に「良かれと思って」があったりする。
否定をやめる大きなメリットは、個人間における心理的安全性が確保されること。
意見の否定をしたと思っていても、受け止め方によっては「意見の否定=自分を否定された」と感じることもある。
日本人が否定されることに慣れていない理由。
ムラ社会的な考え方によるもの。
NOという直接的な表現がない。
日本人が否定慣れしていないのに相手を否定してしまうのは、相手を攻撃している限り自分は正義の側にいられるから。
言い方や伝え方を考えるというのは、相手の受け取り方や感情を考えること。
第2章 「否定しない」マインドのつくり方
否定しないマインドの基本的な考え方。
事実だから否定してもいいという思考はしない。
自分は正しいという思考はしない。
過剰な期待はしない。
事実を伝えているだけという思考は、否定したり相手を責めることを正当化するということ。
否定しているかいないか、事実かどうか、よりも、言われた相手が否定されたと受け取るかどうかを考える。
意見の違いを多様性として認められるかどうかが大事。
やるべきことは、意見の違いを理解して目的を共有すること。
そもそも相手への期待とは、こちらが勝手に期待しているだけ。相手が期待に達していなければ、自分自身のアクションを変えればいい。
「かもしれない」と思うことが、相手を否定しないマインドの入り口。
否定をする一番の原因は、相手は間違っていて自分が正しい、という思い込み。
相手が否定してきた時に全部を受け取らず、いる情報といらない情報を心の中で分別する。
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