Pixiv分析法~見える数、見えない数、参考になる数~
こちらのお記事から派生して、お支部で見える数を分析してみるわね。内容はだいぶ基礎よ。
【お支部で見える数】
・作品数
・文字数
・いいね数
・閲覧数
・ブクマ数
・コメント数
・フォロワー数
■作品数と文字数
まず作品数と文字数は自分でコントロールできる数ね……!
おモチベにするなら、こちらをおすすめするわ。他は他人依存の数なので、これらに注目すると他人に振り回されてしまいますわ。
■いいね数
いいね数(旧10段階評価)は、あまり気にしなくてよろしい、よくわからんステータスよ。基本的には応援の意味になるけれど。
※以下仕様修正・追記(おマロで教えてくださった方、ありがとうございます!)
基本仕様
いいねは一日一回。取り消し不可。
ブクマは一アカウント一回。取り消し可能。
お支部はブラウザ版とアプリ版があるのだけど、それぞれ仕様が異なるわ。
ブラウザ版……いいねとブクマをそれぞれ別に押せる。
アプリ版……「♥」ボタンを押すと、いいねとブクマが同時につく。
よって、「ブクマするほどじゃないけどいいなと思った時」の行動として、ブラウザ版利用者はいいねするけど、アプリ版の利用者はいいね単体でできないので、何もせず引き返す……という動線になるわね。
よっていいね数は、「ブラウザ版からの単体いいね数」+「アプリ版からのブクマ数」になるので……よくわかりません。分析に使うには難しい数字ね。
■アンケート
ちなみにアンケートは、また別の仕様です。基本的にアプリからは全く見えません。
ヘルプより。
ブラウザ版においても、小説のアンケートを確認してきましたが……最近のアップデートで相当見づらい位置に表示されるようになっているので、あっても気づかない方が多いかもしれませんね。
やるときはキャプションに「アンケートやっているのでブラウザ版から押してください」と書くか、気軽&時間制限有ならツイッターアンケート、時間制限無&総数を見られたくないならグーグルフォームがおすすめだわ。
さて、他者評価の分析によく使うのは閲覧数とブクマ数ね。
■閲覧数
閲覧数はおジャンル依存。二次創作の場合は特におジャンル、おCPの人気に依存します。ここの上限はどうあがいても増やせない。
……けれど、その中で多くを目指すのであれば、タイトルや表紙で目を引いたり、おツイッターでうまく宣伝したり……という手があるわね。特に小説は読んでもらうまでのハードルが高いので、どうやってタップさせるか、というのが工夫のしどころですわね。
閲覧数でみると、わたくしの場合、おCPの違いを除外すると――やはりスケベ特化作品、CP黎明期の作品、CPで人気検索したときに上に出るもの、男性向け性癖タグをつけた作品が、多くなっているわね。
ただ、性癖タグの場合はおジャンルへの帰属意識?のようなものが少ない方によく見られているようなので、おブクマ数、おコメント数はあまり増えないわね。閲覧数だけ抜きんでる……というイメージね。
■ブクマ数
さて、おブクマ数ですが、これがいちばん「読んだ結果、よかったか否か」の指標にはされているわね。
もちろん色々な方がいるから、「よかった作品は作者をフォローしたりローカル保存したりして、その後ブクマしない」「未読で気になる作品をブクマして、読み終わったら外す」などの使い方もあるわ。(しおり代わり)
でも、一般的には「読んで、よかったらブクマ」が多いですわね。
分析としては、ブクマ数だけでの比較は意味がありません。上記の通りおジャンルやおCPで母数が違いますから。
よく言われているのが、自作同士で行う「ブクマ数/閲覧数×100」のブクマ率比較ね。
読んだ方のうち何%がブクマしたかが見れますが……1割以下が普通だと思うわ。そして、わたくしは参考にしたことは……ないわ。(あまり数は見ないので)
ぱっと見て、極端にブクマ率が高い/低いものは、理由を考察してみると面白いかもしれませんね。
もちろん、ブクマ率が低い=駄目ではありませんことよ!
たまたま、キャプションの中に入れていた言葉がよく検索されるキーワードと被ったとか、色々あるかもしれませんからね。
こればかりは個々のケースなので、マジでなんともいえないのだわ……。投稿一週間後と一年後でも、全然違ってきそうですからね。
他者との比較は落ち込んでしまうことが多いのでおすすめしませんが、アナライザーを目指すのであれば、似た時期似たお界隈の作品をあれこれ比較してみる、ということもあるかもしれないわね。……まあ、そういう結果を追うよりかは、バンバン書いて実力をつける方が直線的にうまくなるわ。
■ブクマタグ、ブクマコメント
ちなみに「ブクマタグ」「ブクマコメント」という隠しパラメータもあるわ。これはおブクマ数クリックで表示されるブラウザ版の公開ブクマユーザー一覧ページから見れるものだけれど、むかしはブクマコメントにお感想を書く、という奥ゆかしい文化もありましたわ。(作者に通知がいかないので、わざわざ見ようと思わなければ見えない。相手に返信しなきゃ、という負担をかけない)
まあ……母数が多いおジャンルだと特に、わざわざ全部見ないだろうし(一覧が50ページを超えがち)、むかしと違って今は匿名箱があるので、ほぼ廃れた文化でしょうね。まず見られないだろう、というページね。(あと、アプリからはユーザーしか見えず、ブクマコメ、ブクマタグは見えません)
■コメント数
コメント数は……お支部だとスタンプも含まれるわね。スタンプはタップ一回で押せるので、「泣きました!」「えっちでした!」みたいな気軽なイメージね。お感想はやはり上手い下手、人によっておハードルが全然違うので、テキストがなくても凹む必要はまったくありませんわ。
また、完全匿名の「いいね」、非公開も選択できる「ブクマ」と違って、コメントはアカウントも内容も誰にでも見える、というオープンな方法ね。人によっては、死ぬほどおハードルが高いわ……!
それを乗り越えてテキストを送ってくださる方はとても貴重な熱量の持ち主だし、なかったからといって落ち込むことはまったくありませんからね。(二回目)
■フォロワー数
これは……フォロー基準、おハードルは人によって全然違うから、あんまり考えすぎるのもよくないわね。
フォローする理由の例(いろいろ)
・この人の作品を逃したくないから投稿通知を受け取りたい
・全作品ブクマという意味でする。(だからフォロー後はブクマしない)
・なんとなく絵が上手かったから
・気軽にフォローするけどその後全く見ない。何千人もフォローしてる
・今はまっているジャンルの人をフォローし、ジャンル移動と共に外す
・超厳選して絶対見逃さないようにする
・フォローされたから気を遣ってフォローバック
まあ、大抵おブクマよりはおハードルが高いので、単純に喜んでもいいと思うわ。毎日見るおツイッターよりかは、気軽にフォロー&リムーブできる印象ね(個人の感想です。
ちなみにお支部は、他人のフォロイー数は見えますが、フォロワー数は見えません。
右上メニューで表示される自分のフォロワー数は、公開フォローのフォロワー数。おプレミアム会員が見える解析画面では、非公開フォローも含めた全フォロワー数が表示されるわ。(ちなみにわたくしの場合、非公開の割合は1割でした)
数の分析目的でのおプレミアム入会は……どうでしょう、あまりおすすめしないかも。アクセス解析はあくまでおまけなので、上述しましたがそればかり見るよりは、バンバン書いた方が上手くなるわ。
わたくしの場合は、人気検索とミュート数増加のために数年プレミアムでいるわ。
■おまとめ
さて、ニッチなパラメータも紹介したけれど、全部ご存知だったかしらん? わたくしも最近知った知識をひけらかしてみたわ(おフォロワー数が画面によって全然違うのでびっくりして調べた)。
……で、何を参考にしたらいいのかって?
一応ブクマ率で比較するといいとは言われていますが、結局のところ他者評価なんていろんな軸がありすぎて分かりませんわ!
商業なら売り上げだけれど、ご趣味ならどう楽しむか、何をしているとき楽しいかに重きをおくしかないんじゃないかしら。
お数にとらわれすぎても不健康ですからね。「数が多ければ多いほどいい」だけじゃ説明がつかないことって山ほどありますし。(隠れた名作とか)
嬉しさの実感としては1000の♥(ハート)に一文のお感想がつりあいますが、あくまでたった一人の例なので……。
もしこれを見ている方が自CP界隈を盛り上げたいお嬢様だったなら、おブクマ、おシェア、お感想を、好きな作家に一文でいいから送ってみてほしいわ。(もちろんお感想をほしがっているかどうかは人によるので、そこは見極めてね)
界隈を盛り上げる(作品数を増やす)のに有効な手立てランキング(個人の意見)
一位:これを書けば高確率でRTや感想が来る、という安心感を与えること
二位:ワンドロやアンソロ、ウェブオンリーなどの企画で発表の機会をつくる
三位:自分でがんがん作品制作
マジでソースのない個人の意見ですが、自分一人で増やせる作品数はたかが知れています。でも、他のお嬢様がたに喜んで書いてもらえれば、結構気軽に増えるものよ。
書き手と同様に、それを支える読み手の存在も欠かせない。書き手ばかりの界隈も……なかなか厳しかったりするわ。難しいものね。
書き手のお嬢様たちは、読み手への感謝を忘れずに、かつ自分も読み手として積極的な読み手活動をする……という方法も、盛り上げたいならありますわよ。あくまで一つの方法として、紹介してみたわ。