芸人を好きでいるのも難しい
タイトルが無意識俳句!こういうときに日本人の血が巡っていることを感じます。
さて、本題に入ります。
「趣味とかある?」と聞かれたとします。そして私が「〇〇(※コンビ芸人)っていう芸人が好きなんだよね」と言ったとします。この後に続く私の予想している返答は「どういうところが好きなの?」「何のネタが好きなの?」あたりですが、この答えが返ってきたことは一度もないのです。正解は、「どっちが好きなの?」です。
え?!「どっちが好きか」なんて考えたことないんですが!!
どうやらお笑いを特に好きではない人々は、「芸人が好き」を「アイドルが好き」と同じように捉えているようです。多くのお笑いファンはおもしろさで芸人を好きになっていると個人的には思うのですが、こういうときに芸人のアイドル視というものが根強く存在することを痛いほど感じます。(どういう経緯で好きになってももちろんいいと思います。)
「芸人が好き」を恋愛に結びつける人がなぜかとても多いことがここ数年間不思議に思っている謎です。やっぱり対象が異性だとそう思ってしまうのですかね。
「好き」の気持ちって1種類ではないですよね。恋愛的に好きな人もいれば、友愛的に好きな人もいるし、尊敬や憧れの気持ちとして好きな人もいます。
そもそも「誰が好きなの?」って質問、芸人だけでなくバンドとかが対象でもおかしくありませんか?
「BUMP OF CHICKEN好きなんだ!」
「BUMP OF CHICKENの誰が好きなの?」
とはならなくないですか?好きなのって音楽だから!それと同じで好きなのっておもしろさだから!
一般的に「誰が好きなの?」って聞いてもおかしくない対象ってアイドルやYouTuberくらいのような気がするけどどうでしょうか。
一部ですけど芸人サイドにも「芸人が好き=恋愛的に好き」だと思っている人がいる気がしてたまにモヤモヤします。当事者側にもこの考え方が蔓延しているということは、もしかして私サイドがマイノリティ…?