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亀の歩み稽古日記~バランス感覚 & 水の断念性~
稽古のはじめに、前々回に書いた4つの呼吸のあと、いつも基礎練習みたいなのをする。その中に、バランスを取りながらのストレッチがあり、これがなかなか難しい。
「 カラダに遊びを持たせて。例えばカラダを高層ビルだと思うと良いんじゃないかな。階と階の間に遊びを持たせる感じ。6階くらいだとカクカクしてしまう。もっと高い高層ビルね。耐震性じゃないけど、遊びがあることによって、揺れを吸収して崩れにくくなる。余裕をもって全体でバランスを取る。それから、気持ちもすごく関係するから。頑張らねば!とか、出来るかな…!とか、失敗しないように!とか固くなってると、カラダも固くなってバランスが取りにくい。気持ちも楽~に 。」
この話を聞いたあと、確かにやり易くなったな。。ぐらりとなることを怖がらないで、ぐらぐらゆらゆらしながら、バランスで遊ぼう。
◆水=断念する気持ち
様々な水の形態があって、中にはどうしても苦手なものがある。
周りの空気に溶けるような微細な柔らかな水、流れのフォルムが明確に現れる水、激しい水、動きが抜けた水。。苦手なのはフォルムが明確な水と激しい水。
でも誤解していたことがわかった。激しい水は、強い意志をもって動くのかと思っていたが、逆だった。。エネルギーを断念して受け入れることによって、自然な流れでフォルムが現れたり、激しくなったりするのだ。強い意志ではなかった。力が抜けているから、素直にエネルギーのままに動けるのだ。
それから、別々に考えてるからやりにくいのだ。基本的にどれも水なんだった。水のバリエーション。
…それにしても、ほとほと頑固やなと思う。違和感に対して柔軟性がない。何回繰り返すの…?
それは違和感が無くなるまで。。道は続くよ、どこまでも。