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亀の歩み稽古日記~イメージとイマジネーションの違い
イメージについては、言葉ではなかなか言い表しずらい、でも確かな違い、違和感をずっと感じてきたという。
例えば、何かの情景をイメージしてカラダを動かしていく。するとそのイメージがカラダに浸透してきて、一体となり、そのイメージそのもののカラダになる。……という様なイメージの使い方の稽古はしていない。
動きと共にイメージがある、というか、イメージがカラダを貫いている。だから、先にイメージがあって、それにカラダを沿わすという感じではないのだ。
イメージは表象であったり過去であったり、離れたものとしてある。頭でイメージすることというか。そういうエネルギーが私達にはある。
そのイメージとは違うという意味も込めて、イマジネーションという言い方をされている。
イマジネーション界は、離れたものとして存在していない。本当は、いつでもイマジネーション界との繋がりがあっての、私達なのだ。それなしに私達は存在することすらできない。「無限」と言い換えてもいい、と。
~稽古照今動画より抜粋~ https://www.youtube.com/channel/UCtbZ0rsrXtdH-jIs1BX-LiQ/featured
「本来無限の存在のはずである私達が、いかにして有限なカラダの形として現れているのか。その探究の情熱なくしてどうして舞踏たりえるだろうか」
そんなお話の後、イマジネーション界を感じながら、動いていく。そうするとどことなく、いつもと違うように感じた。ただ単に動くことなんて、ひとつもないんだなと思った。どんな動きにも、イマジネーション界を思う。するとカラダは濃厚に語り始めるのだった。
こういう踊りの素晴らしさを、いつなんどきでも現すことができたらな。。私の課題は、そこ。出来る時と出来ない時があまりにも明確にある。まぁ出来るといってもまだまだだけど。ただ出来ない時は全然出来ないから、逆に分かりやすいな。。
昨年末、珍しく舞台が重なった。苦手な舞台が…!その稽古に取り組むことで、より出来ない事に直面した。とても辛いのだが、今日素敵な言葉が胸に届いた。
「出来ない事があることは、課題がクリアになることなんだよ。良いことだよ。」
…この言葉は心に響き渡り、辛かったここ数ヶ月を明るく照らしてくれた。やっていけそうだ。