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願いを叶えてくれる人
この世には願いを叶えてくれる人がいるという。
そんなことまだ聞いたこともなかったある時、
私はその人を見つけた。
直感でわかった。
『あ。この人、、ひとの願い事を叶えられる人だ…。』
そう確信した。
私のこの願いを、今この人に委ねれば、きっと叶う。と
その人は職場の知り合いであったし、それまでも顔を合わせることは頻繁にあった。
でもそんな風に感じたことはなかったのに、なぜかその時そう思った。
とくにスピリチュアルに傾倒している性質でもないのに、
なぜそう思ったのかは自分でもわからない。
よほど追い詰められていたのだろうか^^;
当時困っていることがあり、3ヶ月もこう着状態で
もうタイムリミットが差し迫って頭を悩ませていた私は、
さっそくその日 その人の帰りのタクシーに便乗することにした(図々しいな。。。)。
そしてタクシーの中でお喋りと乗じて私は願い事を話したのだ。
かなり話の展開に無理はあったが、なりふり構ってはいられない。
もちろん「お願いします」などとは言わない。
ただ、今こんなことで困ってるんですよね、、こうなってくれるといいんですけどね、、と話すだけだ。
当人は自分がひとの願いを叶えられる力を持っているなんて知りもしないのだから。
タクシーが私の家の前に着くと、
投げかけるだけ投げかけといて、彼女からの言葉など別にいらないといった軽い振る舞いで(なんてヤツ…)、
私はさっさとタクシーを降りた。
「お疲れ様でした。」と笑顔で声をかけると、
「はいはいお疲れさま。」と言い、
彼女はそのままタクシーを走らせ自宅へ帰って行った。
(いい人だなあ。。)
その数日後、願いは叶った。
というか、叶う予定が出来た。
思った通りだった。
もう自分でできることはなく、諦めるか奇跡を待つかしかなかった事象が、
動いたのだ。
偶然とはとても思えない。
そのくらいあり得ないことが起きたのだ。
でも予兆はあった。
どのようにして、という説明はできない。繋がりや理屈はないから。
でも直感で予兆はあった。
『ああ、大丈夫なんだな。』と思えた。
そしたらギリギリになって彼女というキーパーソンが目の前に現れたのだ。(ずっといたけどね、、)
そして私は欲しいものを無事手に入れた。
もちろんお礼はしましたよ^^ そうとは言わずに。
この時は不思議だったなあ。。。
今も欲しいものがあるが、
もうその願いを叶えてくれた彼女との繋がりはないし、
彼女のその力が継続的なものかどうかもわからないしな。。。
。。。。。いや、
本当のところは
それはすでに用意されていて
彼女が叶えたかのように私が妄想しただけなんだろう。
あとほんの少し、、
悩みあがいて苦しんでみようか。
どちらにしても、いつも助けてもらえるとは限らない。
今度は自分で叶えなければいけないのかもしれない。