新・鹿嶋工廠裁縫部 第七回
こんばんは。
今回は古明地さとりです!
生地
青色:アムンゼン
襟など:斑染シーチング
スカート:化繊ベルベット
その他
レースいっぱい・リボンいっぱい・
紙・電気ケーブル・発泡スチロール球・圧着端子など
初出:2012年例大祭
この衣装は僕がイチから作った衣装のなかでは最も古く、同人活動を始めたころに作った衣装です。初めてのサークル参加の時の思い出の衣装ですよ。
それ以前の衣装は、既存の服を切った貼ったして作っていたりしているので、生地と型紙から作ったのはこれが初めてですね(既存の服の改造は手っ取り早いし、作るよりも安価できれいに仕上がると判断した場合は今でもやっています)
初めての型紙
裁縫知識の乏しかったころの製作物ですが、型紙は申し訳程度に自作しています
持っていたワンピースから前、後身頃を写し取り、前身ごろの型紙を左右に断ってから、
持ち出しを追加して正面をボタン止めできるようにしました。
腕周りは解釈が難しかったのですが
台形の袖をすぼめて肩につなぐといった形式をとりました
そのため、全体的にすごくゆったりした印象の袖になりました。
さとり衣装を作っている方はベルスリーブのような解釈をしている方が多いですよね。
原作のシルエットのダボッとした感じが出ているのでお気に入りなんですが、そっちもやってみたい。
この形状はこいしのときにも継承されています。
襟……襟はあんまりみてほしくない部分でもあり。
いい色合いの布を見つけられなかったのでシーチングに芯を貼っただけのものを使っているので結構ヨレヨレ……作ったばっかりの頃はよかったのかもしれんが。逆にこいしの時は厚手の素材をセレクトしたのでそれが功を奏した感じ。
元々襟のないワンピースのクローンなので襟をつけるところ、つまりペーパークラフトとかでいうのりしろの部分をあんまり考えていなかったのもあり、苦心しました。
ハシゴレースにリボンを通したやつはよくできてると思います。あの点々ってこういう再現が一番きれいなんかな。
ハートボタン
はユザワヤでみつけたものです
カチューシャや首元の大きなハートは発泡スティロール製の素材です。ハンズで購入。
穴を開けて縫って固定したのですが、素材が素材だったためあまりうまく接合できずプラプラとなってしまいました。
現在は100筋で手に入れたロケット(ペンダント)のパーツを割ったものにアップグレードされています。絶対このほうがいい。
これ系のハートの素材はなんぼあっても困りませんからね。
サードアイ
初代
そして三代目。
こいしのとこでも解説しましたが、これも今年新造しました。
材料は梱包用の紙と水溶きボンドです。そう張り子です。伝統芸能。
ハンズの塩ビ半球を型にして張り子の半球を造り、瞼部分を切開して白目球を入れ、上下に紙を追加して張り合わした感じです。
ジェッソを塗った上から光沢のラッカー塗料を塗ってそれらしい質感を表現しています。紙とはいえかなりの強度があります。カチカチです。余談ですが赤を塗っているときにまるでだるまを作っている気持ちになりました。
白目は同じくハンズのスチロール球で、裏に当たる部分にネオジム磁石を埋め込んでいます。瞳孔部は使い終わったカラコン。
この白目部の磁石を介して、外からスマホリングに取り付けた磁石を当てることで操作してます。
外人諸兄姉にウケまくってredditに転載されてたりもします。
ケーブルはオヤイデで購入した電線です。二カ所がループになっていてこれで首に通します。残りの先端には圧着端子を接続しており、これに安全ピンを通して衣装に接続します。
スカート
は今思えばかなりテキトー、というか、試行錯誤しながらつくっていました。
円スカートにもなっていないのでシルエットは微妙なんで、いづれ作り直したいです。フリル部に適当な生地をつかっちゃったせいで思うように皺が寄らないのもバッドポイント。
いづれにせよ形になってるだけでもわりかし満足できるということでした。
最近はうどんちゃんに転用していたりします。
最近は当時作った衣装はあんまり使っていないです。さとりっぽい服をセレクトして着ていることが多くなっちゃってますね。
ちょっとアイデア溜めてるのでそのうちリバイブ版を作りたい気持ちはあります。
これは夏仕様。スカート部分はリズリサのワンピースだったり……
次回予告
防災公園がこんなに空いてる時代があったんですね
待て次回!