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ふるさと納税戦略室の目指す方向↗↗↗
しかふる1号です。
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今回の投稿では、
ふるさと納税戦略室が、何を目指してふるさと納税に取り組んでいくのか
についてお話しできればと思います。
ミッション・ビジョン・バリュー
世の中のイケてるスタートアップ(新興企業)は、自分たちの存在意義や目指すべき姿をミッション(使命・目的)・ビジョン(将来のありたい姿)・バリュー(価値基準・行動指針)(以下「MVV」といいます)にまとめているようです。
確かに、組織内で同じ方向を向いて目的達成を目指していくためには、口頭で話すだけではなく、言葉を書き出して「見える化」が重要だと思います。
そこで…
ふるさと納税戦略室もチームが一丸となれるようMVVを作ってみました。
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①ミッション
ふるさと納税戦略室の使命・存在理由である「ミッション」については、先日お話しさせていただいた「なぜ10億円なのか」の内容になります。
鹿嶋市の掲げる25年後の姿である「Colorful Stage KASHIMA」(市民ひとりひとりが、個性豊かに、彩りのある生活を実現できる舞台を創りあげる)のあるの実現に向け、市民生活を充実させるための行政サービスを維持・拡充していかなければなりません。
未読の方は、是非上記リンクからご一読いただければと思います。
②ビジョン
「ビジョン」は将来的にどのような姿を目指していきたいのかについて記載しています。
ふるさと納税戦略室はビジョンを下記のとおりにしました。
「鹿嶋らしい返礼品」と
「鹿嶋ならではの使い道」で
「エモいふるさと納税なら鹿嶋」という地位を獲得
ふるさと納税は、「地元特産品を返礼品として受け取ることができる、すごくお得な制度」という側面が独り歩きし、ネットでモノを買う(どれだけ安く、どれだけ多く、どれだけ他よりお得に)感覚になっている思います。
地元特産品が喜ばれること自体は、全く問題ないと思います。
むしろ、すごくいいことだと思います。
地元の経済が潤いますし(寄附額の30%は事業者へ支払われます)、地方の埋もれた特産品に光が当てられることは、地域の経済振興を担当するふるさと納税戦略室も喜ばしい限りです。
だが、しかし、です。
総務省の「ふるさと納税の意義」を参照すると、
第一に、納税者が寄附先を選択する制度であり、選択するからこそ、その使われ方を考えるきっかけとなる制度であること。
それは、税に対する意識が高まり、納税の大切さを自分ごととしてとらえる貴重な機会になります。
第二に、生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域に、これから応援したい地域へも力になれる制度であること。
それは、人を育て、自然を守る、地方の環境を育む支援になります。
第三に、自治体が国民に取組をアピールすることでふるさと納税を呼びかけ、自治体間の競争が進むこと。
それは、選んでもらうに相応しい、地域のあり方をあらためて考えるきっかけへとつながります。
返礼品競争は第三の中のひとつに当てはまるかもしれませんが、それだけになっていないでしょうか?
ふるさと納税は、寄附をすることにより翌年の税の控除を受けられる制度ということは、税金を前払いしている制度とも言えます。
税を納めることは国民の義務で、ふるさと納税が税の前払いであれば、「何に自分の税金が使われるのか」が気になったり、「自分がいいと思うことに税金を使ってほしい」と思いませんか?
だって、みんな、あちらこちらでニュースになる税金の使い方に、めちゃくちゃ怒ったり嘆いたりしていますよね??
であればです。
ふるさと納税の使い道にも、もう少し着目されるべきなのではと思います。
鹿嶋の地域課題を解決するための原資としてふるさと納税を活用するべく、「鹿嶋ならでは使い道」をみなさんに提示して応援してもらうという形を創っていきたいと思います。
まだ企画段階ですが、「鹿嶋らしい返礼品」開発プロジェクトと「鹿嶋ならではの使い道」訴求プロジェクトが動き出しています。口だけ番長にならないよう頑張ります。
そして、一番のポイントが「エモいふるさと納税なら鹿嶋」の部分。
まず、「エモい」という言葉は、emotional(エモーショナル)という言葉が語源で、「何とも言えない素敵な気持ちになる」「喜怒哀楽だけではなく、しみじみとした心情を含む感情」などを意味します。
「エモい」とふるさと納税がどう繋がるのか。
例えば鹿嶋らしい返礼品の場合、
母の日、父の日に鹿嶋の特産品を贈って普段の感謝の気持ちを伝える。
子ども心に、豪華な常陸牛を家族みんなで囲んで食べたことが記憶に残る。
鹿嶋の体験型返礼品を家族旅行で体験し、忘れられない夏の思い出になる。
例えば鹿嶋ならではの使い方の場合、
海の環境問題に関心があるが、なかなか自分で行動することは難しい。鹿嶋の海で清掃活動を頑張っている人をふるさと納税で応援した。
困難を抱える人たちの力になりたいたいが、何をどうすればいいのかわからない。鹿嶋の取り組みに共感してふるさと納税を通してバックアップした。
鹿嶋市にふるさと納税をすることによって、幸せな気分になったり、忘れられない思い出ができたり、誰かの役に立ったという充実感、満たされなかったことが達成できた充足感。
多い、安い、お得といった感情だけではなく、こんな「エモい」感情を、鹿嶋市のふるさと納税で感じてもらいたいのです。
使い道にこだわったふるさと納税を鹿嶋市にしたことに誇りを感じてもらいたいのです。
ふるさと納税をしてくれる人は、全て鹿嶋市以外に住んでいる方たち。
その市外在住のみなさんにも、鹿嶋市のまちづくりに関わる余白をつくり、ふるさと納税を通して、鹿嶋に関わる「ひとり」として地域を盛り上げていったもらいたいのです。
③バリュー
バリューは、ミッションとビジョンのために、どのように行動していくのかをまとめています。
ここで一番重要だと考えているのは、寄附者のみなさんに「返礼品の良し悪し」ではなく「寄附金の使い方」をまず最初の入り口としてふるさと納税を考えてもらえるようにしていくことです。
これは、我々、行政の考え方を見直し、どのようにふるさと納税を使っていくかを真剣に考え、それを寄附者のみなさんに提示していく。
そして、寄附者がその提示された使い道きっかけで寄附をする、心から応援したいと思える自治体を選ぶようになる。
これが、ふるさと納税の本来の姿なんじゃないかと思っています。
そして、委託業者に依存するのではなく、きちんと我々職員が汗をかくこと。自分の頭で考え、自分の足で地域を回り、自分の耳で地域と寄附者の声を聴く。
基本中の基本ですが、ここ、希薄になっていたと思います。しっかり気持ちを引き締めていきます。
④最後に
まだまだ、ふるさと納税業界では弱小な鹿嶋市。
正直、試行錯誤の毎日です。
でも、4月早々に課内全員でミーティングをして、MVVを共有しました。課員のやる気は満ち溢れています(空回り注意!笑)
いま、新しい返礼品開発プロジェクトと使い道にこだわったふるさと納税プロジェクトを練っています。たくさんの人に関わってもらえるようなプロジェクトにしていきたいと思います。準備ができ次第、公表させていただきます。
鹿嶋市らしい返礼品と鹿嶋市ならではの使い道で
エモいふるさと納税なら鹿嶋
そう全国のみなさんに認識してもらえるよう、日々、取り組んでいきます!!
すごく長くなったので2回に分けようと思いましたが、大事なことなので1回の記事にまとめてお送りします。
では、また、次回。
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