定年間際の夫と妻の入れ違う心境
久しぶりの再会
高校時代の友人と久しぶりに会いました。
私の高校時代は、勉強と部活のみ。
部活は卓球部。
体育会系気質が皆無の私は
人数が多く運動量も軽めだと、気軽に入部。
ところが、
”運動部”の括りとやらで実施される
毎日のトレーニングやら
”運動部〇〇強化練習”やら
に辟易していました。
しかも昭和時代の運動部は上下関係が厳しく、
”部名”が与えられ、”部名”と共に新たに部活人生スタート。
先輩には絶対服従。
夏休みには、畳を教室に敷いて合宿。
竹刀を持ったコーチが現れたり、
強化合宿が行われたりするも、弱小でした。
やめたい、やめたい。と思いながらも
気が合う、気が合わないを超越した同期達。
泣いたり、笑ったりで、
どうにか3年間過ごしました。
だから、彼女達には、
ちょっと特別な絆を感じています。
現在は、関東近辺に住んでいる3人で
時々会っています。
ひとりは、
”卓球部なんて、動く文化部じゃない!!
トレーニングなんて無駄よ!”とボヤいていた女子。
3人の息子の母親になり、
養護教諭や保健師として働くも、現在、専業主婦。
ひとりは、
誰よりも芯が強く、高校時代は部長。
大学生活も仕送り月4万円で、
醤油をおかずに生活していた強靭な女子。
1人娘を育てながら、正社員として勤務、
半年前に転職し、新しい場所での正社員勤務。
そして、私の3人。
浅草に行って、もんじゃを食べて、水上バスに
乗って、築地市場に行って・・・
部名は、”ぬう”とか”めっく”とか”しゃら”とか
”るく”とか”もにー”とか、
日本名とも外国名とも判別しがたい名前。
部名で呼び合いながら、
”部名って、ちょっと恥ずかしいよね。”なんて言いながらも、昔を思い出して居心地の良い一時。
”ねぇ、ぬうのご主人、何歳で定年?”から始まり、
定年旦那と共に過ごす事がいかに
苦痛かで盛り上がりました。
幸い、熟年離婚をしそうな夫婦は、
私の周囲にはいません。
ですが、55歳。周囲の女友達は、
ほとんど、夫と過ごす未来に嫌悪しています。
我が家と言えば、おそらく仲が良い。
が、先日、
”あ〜、早くママと畑仕事をする毎日になりたい!”
という旦那さんの言葉にゾッとしました。
毎日働く旦那さんに
と〜っても感謝しています。
だけど、
”亭主元気で留守がいい。”というのは、
永久的な流行語大賞だと思うのは、
私だけかなぁ・・・