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【新刊】IDGs変容する組織
1年前に偶然国際サミットに参加し知ったIDGs(Inner Development Goals)。
noteをきっかけに出版社の方に声をかけていただき、書き進めてきた原稿。
遂に発売です!
経済法令研究会さんより6月9日発売予定です。
体系的にIDGsについて学べるのは今の所こちらだけです。
持続可能なビジネスを実現する人材をどう育てるべきか。「成人発達理論」のロバート・キーガン、「心理的安全性」のエイミー・エドモンドソン、「学習する組織」のピーター・センゲ、「U理論」のオットー・シャーマーら世界的な研究者チームによって開発された内面の成長目標(IDGs)とは。
SDGs経営を実現する人材育成の本質、新しい時代の人材育成のあり方が詰まった珠玉のフレームワークとして、人材育成の新グローバルスタンダードであるIDGs(Inner Development Goals)の5つのフレーム、23のターゲットスキルを紹介します。(紹介文のまま)
内容もすごい充実っぷりです。
「IDGs変容する組織」目次
序章 企業において、人を育てるとはどういうことか
1 持続可能(サステナブル)な会社づくり
⑴サステナブル経営とは
サステナブル経営でない企業は選ばれなくなる
⑵ガバナンスの限界
⑶複雑な問題
2 企業存続のために必要な従業員の成長とは
⑴人間力とは何か
人は成長によって他者視点をもつ
⑵内面の成長を扱うことの限界
⑶内面の発達のためにできること
3 世界の複雑性を認識するとは
⑴氷山モデル
メンタルモデル・マインドセット
⑵インテグラル理論の四象限(AQAL)
⑶地図をサステナブル経営に活かす
4 サステナブル経営を通して得られる個人と組織の成長
⑴「葛藤」することでサステナブル経営が促進する
⑵経営者がつくる「心理的安全性」の実際
⑶Z世代が導く未来とは
⑷IDGsとは
第1章「サステナビリティ」が求められる現代社会
1 移りの早い状況の変化
⑴政治的動向
働き方改革の背景
働き方改革と個人の主体性
⑵経済的要因
⑶社会的要因
「リカレント」は学び続けるということ
オンラインでの消費活動
デジタル生活における働くことへの意識変化
⑷技術的側面
データ量の増加とDX、AI
ソサイエティ5.0と企業
2 変化に対応するための「あるということ」
⑴自分の未来は自分で決める
持って生まれた属性から「ありたい」自分へ
変化するモノの価値と自分の内面の強化
「モノ」を持たない次世代
Z世代の台頭による意識の変化
⑵今後の職業選択基準
3 企業の社会貢献活動
⑴求められる企業のあり方とは
フィランソロピー活動
CSRとは
古来日本の商人精神
企業のCSRへの取り組み
CSVとは
企業のCSVの実際(ネスレ)
⑵企業における「パーパス」
パーパスの旗の下に集う
企業のパーパス・ドリブンの実際(パタゴニア)
企業のパーパスの実際(ソニー、花王)
パーパス・ドリブンと消費者
マーケティング活動の変化
コトラーのマーケティング3.0への流れ
消費者に寄り添うのか、消費者を導くのか
社会を動かす企業のマーケティング
⑶企業の「ある(be)」様式
企業の「ある」姿の実際
⑷サステナビリティへの意識を定着させる
サステナビリティの外部へのアピールと内部シェアの実情
サステナビリティ意識を内部シェアするために
⑸企業に必須の「心理的安全性」
個人の能力ではなく、個人の心理的安全性が結果を出す
⑹絶えず、動的であれ
アジャイル組織
第2章サステナビリティ時代の経営戦略
1 VUCAの時代に経営者が生き残るためにすべきこと
⑴企業とは何か
企業にとっての「利益」と「目的」とは
経営の根本目的を達成するための3つの成果とは
経営の根本目的となる3つの成果の関係性
⑵ローカル事業を行う企業の商品・サービスの寿命
ゾンビ企業の実際
⑶環境変化要因
小さな生命体の生存戦略
小さな生命体の生存戦略の実際
2 経営者に必要な3つの要素とは
⑴「ぶれない軸」を持つ
「パーパス」を「ビジョン」として伝えていく
⑵柔軟性を高める
⑶主体的な人材を育てる
主体的な人材に選ばれる企業になる
3 経営者に必要な3つの要素の実現方法
⑴「ぶれない軸」のつくり方
ぶれない軸の実際(bwdグループ)
ぶれない軸の実際(池田金属工業)
精神の支えは「ぶれない軸」、行動の本質は「ビジョン」
ビジョンの描き方
⑵柔軟性の高め方
両利きの経営の進め方
両利きの経営の実際(ワークマン)
両利きの経営の3つの組織構造
両利きの経営実践ための基本ステップ
探索のレベル感について
両利きの経営の進捗確認
探索組織の目標設定について
⑶主体的な人材の育成方法
TOMO指数から従業員の職場環境を把握する
TOMO指数の上昇とサステナブル経営
第3章 サステナビリティ時代の人材育成
1 経営と人材
⑴心理的安全性の確保と経営
心理的安全性の有無を把握する
⑵他人事化と自分事化
傍観者型・課題解決型・主体者型
⑶技術的な問題と適応する問題
ダブルループ学習
⑷成人発達理論と人材マネジメント
2 サステナブル人材の育成方法
⑴企業主体から本人主体へ
アウトサイドインを超えた先のインサイドアウトへ
「なぜ」働くのか、内省する機会を設ける
⑵プロダクト(結果)からプロセス(過程)へ
「関係の質」を高めるための目的論コミュニケーション
「思考の質」を高めるためのシステム思考
⑶組織学習の重要性
3 事例から見る人材育成の現状
⑴体感からSDGsを自分事化し、インサイドアウトを引き出すワークショップ
2030SDGsカードゲームを役員向けに開催した生の声
⑵サステナブル経営を支える人材の育成現場
⑶人材育成の課題
4 今後の人材マネジメントのあり方
⑴「主体性を奪わない」組織構造
従業員の感情を動かす
セムコスタイル
第4章 IDGs サステナブル人材の内面成長フレームワーク
1 内面の成長フレームとしての「IDGs」
⑴IDGsの背景と目的
⑵内面の成長が企業の経営維持・成長へとつながっている
⑶人の内面の状態・成長目標を組織に導入する
⑷5つのカテゴリーとそれらの関連性
2 「自分のあり方」自己との関係性 Being–Relationship to Self
⑴自分のあり方と自己マスタリー
自己マスタリーの注意点
自己とは
⑵Beingの5項目
⑶Being(自己との関係性)を内省するための問いかけ
3 「考える」(Thinking)認知スキル
⑴Thinking-Cognitive Skill(考える―認知スキル)とは
⑵Thinkingの5項目
⑶Thinking(認知スキル)を内省するための問いかけ
4 つながりを意識する(Relating)他者や世界を思いやる
⑴Relating – Caring for Others and the World (他者や世界への配慮)とは
⑵Relatingの5項目
⑶Relating(他者や世界を思いやる)を内省するための問いかけ
5 協働する(Collaborating)社会的スキル
⑴Collaborating – Social Skills (社会的スキル)とは
⑵Collaboratingの5つの項目
⑶Collaborating(協働する)を内省するための問いかけ
6 行動する(Acting)変化を推進する
⑴Acting – Driving Change (変化をもたらす)とは
⑵Actingの5つの項目
⑶Acting(行動する)を内省のための問いかけ
巻末資料 IDGs実践のためのツール(IDGs tool kit)
(1)Being 自分のあり方―自己との関係性
マインドフルネス・プラクティス
ACT(アクセプタンス・コミットメント・セラピー/トレーニング)
90歳の自分に出会うワーク
(2)Thinking 考える―認知スキル
弁証法的思考形式フレームワーク
変化を妨げる免疫システム
ポラリティレンズで見る自己成長
(3)Relating つながりを意識する―他者や世界を思いやる
思いやりのトレーニング
ネイチャー・クエスト
立ち止まって聴く
イマジネーション・アクティヴィズムと共生瞑想
(4)Collaborating 協働する―社会的スキル
NVC(非暴力コミュニケーション)
コラボレーションの足場固め
異文化コミュニケーションのトレーニング
心理的安全性
シールド
(5)Acting 行動する―変化を推進する
パーソナル・エージェンシー&パーソナル・イニシアチブ
芸術、創造性、想像力
グループワークとプロトタイピングのためのU理論
WOOP
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