2016年10月4日　「四国にはない」〜京都府が計画案を持ち込んだ当日、今治・獣医学部新設へ告示「即時改正」求めた八田達夫氏

　2016年10月4日午後5時半から6時3分まで首相官邸4階大会議室にて国家戦略特区諮問会議が開かれ、八田達夫議員(ワーキンググループ=WG座長も兼務)は、まだWGなどで議論が途中なのに、個人として今治市への獣医学部を可能とするよう告示の即時改正を求める意見を表明していました。

　のちに内閣府に問い合わせたところ、その日は同じように獣医学部新設を希望していた京都府が獣医学部の詳細な計画の内容を内閣府に持ち込んだ日でした。
京都府からのヒアリングを準備していた時期です。

　八田氏の発言を含む会議の議事要旨公開は10月7日、WGでの京都府及び京都産業大学からのヒアリングは10月17日でした。

　そんな時期に、わざわざ自らに求められた発言の枠をはみ出してまで、個人的な意見と断ってまで、八田氏が即時改正を求めた意味をずっと考えています。

　やはり、かなり緻密な計算、計画に基づく発言ではなかったか、と。

以下、八田達夫氏の発言(議事要旨から抜粋)

　「先ほど今治市の分科会での話が出ましたので、ちょっとそれについて、この民間人ペーパーから離れますが、私の意見を申し述べさせていただきたいと思います。今治市は、獣医系の学部の新設を要望しています。「動物のみを対象にするのではなくてヒトをゴールにした創薬」の先端研究が日本では非常に弱い、という状況下でこの新設学部は、この研究を日本でも本格的に行うということを目指しています。さらに、獣医系の学部が四国には全くないのです。このため、人畜共通感染症の水際対策にかかわる獣医系人材の四国における育成も必要です」
　「したがって、獣医系学部の新設のために必要な関係告示の改正を直ちに行うべきではないかと考えております」

出所

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/dai24/gijiyoushi.pdf
10月4日諮問会議

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h28/teian/161017_gijiyoushi_01.pdf
10月17日WGヒアリング