岡山県高梁市議会でのピースワンコに関する質疑応答(2020年8月26日)抜粋
令和 2年第4回 9月定例会
令和2年第4回高梁市議会(定例)会議録(第2号)
令和2年8月26日(水曜日)
〇議 事 日 程
午前10時開議
第1 一般質問
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〇本日の会議に付した事件
日程第1 一般質問
4番 森上 昌生君
2番 森 和之君
14番 川上 修一君
5番 三村 靖行君
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〇出 席 議 員
1番 伊 藤 泰 樹 君 2番 森 和 之 君
3番 平 松 賢 司 君 4番 森 上 昌 生 君
5番 三 村 靖 行 君 6番 黒 川 康 司 君
7番 石 田 芳 生 君 8番 石 部 誠 君
9番 石 井 聡 美 君 11番 宮 田 好 夫 君
12番 森 田 仲 一 君 13番 倉 野 嗣 雄 君
14番 川 上 修 一 君 15番 宮 田 公 人 君
16番 川 上 博 司 君 17番 大 月 健 一 君
18番 小 林 重 樹 君
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〇出席した事務局職員
事務局長 加 藤 幹 生 局長代理 黄 江 浩
議事係長 竹 竝 宗一郎
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〇説明のため出席した者
〔市長部局〕
市長 近 藤 隆 則 君 副市長 藤 澤 政 裕 君
政策監 乗 松 晃 生 君 総務部長 佐 藤 仁 志 君
産業経済部長 大 福 範 義 君 市民生活部長 赤 木 和 久 君
健康福祉部長 蛭 田 俊 幸 君 総務課長 赤 木 憲 章 君
〔教育委員会〕
教育長 小 田 幸 伸 君 教育次長 竹 並 信 二 君
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午前10時0分 開議
○議長(小林重樹君) 皆さんおはようございます。
ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年第4回高梁市議会(定例)2日目の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付いたしておりますように、一般質問であります。
質問の順序は、通告質問一覧表のとおりであります。
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△日程第1 一般質問
○議長(小林重樹君) まず、森上昌生君の質問を願います。
森上昌生君。
〔4番 森上昌生君 質問席〕
◆4番(森上昌生君) 今議員任期最後の一般質問の最初の質問者ということで、よろしくお願いいたします。
私にとっては高梁市議会で最後の一般質問になるんではないかと思いますので、一つ一つかみしめる思いで質問させていただきます。
さて、一旦は収束を見せたかと思われたコロナウイルスの脅威が再び世界中で猛威を振るい、残念なことに我が高梁市においても感染者が出るに至り、対岸の火事では済まされない事態となりました。今後、感染者の増えないことを祈るばかりです。
さて、今回は質問2点、ピースワンコ・ジャパン、それから野良猫対策についてお伺いします。
まず1点目、ピースワンコ・ジャパンの飼養シェルターについて、市の把握状況及び見解を問うということでよろしくお願いします。
1つ目の質問は、備中町西山地区にあるピースワンコ・ジャパンの運営する犬の飼養シェルターについて幾つかお尋ねしたいと思います。
この件に関しては以前にも質問しておりますが、その後の経過を含め、いま一度繰り返し質問させていただきます。
ピースワンコ・ジャパンは広島県神石高原町に本部を置く認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンの傘下で活動しているプロジェクトです。神石高原町のふるさと納税を活動資金の主要資金として活動し、広島県の愛護センターでの殺処分対象の犬の全頭引取りを行うということを目的とした活動を行っている団体です。ただし、殺処分対象犬の全頭引取りという条件は最近外されたようです。
その飼養シェルターを高梁市の西山にある旧西山高原ロッジを利用して運営しております。また、その後民有地に新たに犬舎を新築し、収容頭数を増やしています。この保護シェルターに関して様々な問題が取り沙汰されるようになっており、市の施設を使ったこの活動に関して市はどう対処していくのかお尋ねしたいということで、まず1番の質問に移らせていただきます。
高梁市にある保護シェルターを最近岡山県の愛護センターが立入調査を行ったが、この調査についてお尋ねしたいと思います。
今回の調査は通常の定期的な調査だったのか、あるいは何らかの問題が原因で調査が行われたのか、今回この施設に関してどのような調査結果が出されたのか、市はどのように把握してるのかお尋ねしたいと思います。
1番、動物愛護センターの立入調査の内容についてということで、よろしくお願いします。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) この質問については私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。
議員おっしゃるようにピースワンコ・ジャパンの飼養シェルター、西山の犬舎のことでございますが、昨年の議会においても質問いただいてるところでございます。御質問のとおり、ピースワンコ・ジャパンにつきましては動物愛護管理法に基づきまして第二種動物取扱業でございまして、県が施設の管理状況などを調査し、必要に応じて指導、勧告などを行うというものでございます。
先般行われた調査の内容でございますが、スタッフの人数が足りているか、餌やりなど適正に飼育されているかなど施設や犬の管理状況が主なものというふうに聞いております。
市の状況把握でございますが、市はそういった県とは違う立場でございますので、動物愛護センターなどから情報提供いただき、施設の視察、聞き取りなどを通じて状況を把握するなど注視をしておるところでございます。以上でございます。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 内容的にはどういう報告があったんでしょうか。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) 引き続きお答えします。
調査の内容というのは先ほど申し上げたとおりの施設や犬の管理状況でございまして、その結果については特段伺っているところではございません。最低でも年1回程度は調査をされるというふうに聞いておりますので、定期的な調査というふうに認識しております。以上です。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 何で結果について尋ねないんですか。
もともと高梁市の施設の中にあるわけでしょう。そういうことをやっぱり市がきちっと把握すべきじゃないんでしょうか。監督権は当然県にあるわけですが、ただ高梁市の中でしてるということであれば、市が当然そういうものに対して関心を持たなきゃいけないんじゃないんでしょうか。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) 市としても施設の管理状況というのは管理されてる責任者の方にお話を直接お伺いし、施設についても視察など見学をさせていただいて状況把握に努めているところでございます。その他、適宜でございますが必要に応じて電話等での聴取もさせていただいているところでございまして、市でできることにつきましては適宜実施させていただいております。以上でございます。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) この件に関して私が直接愛護センターのほうの川上さんという方にお尋ねした内容では、人員的にやはり不足してるんじゃないかというようなお話も聞いてるんです。ですから、そういうことも含めて市もきちっと状況を把握すべきだろうと思うんですけれども。
2番の質問に移らせていただきます。
以前、この施設における狂犬病予防接種が全頭に行われていなかったが、現状はどのようになっているのかということなんです。
実は、この西山における施設に収容されている保護犬は、広島県の本部施設において飼養困難犬ということでなかなか向こうでは飼養するのが難しい、他の犬との折り合いも悪いというようないろいろな事情があった犬をこちらのほうへ連れてきてるということなんです。それで、そういう飼養困難な犬ということで、実は首輪をつけてない犬が多いんです。本来、狂犬病予防接種ということをすると鑑札を首輪につけなきゃいけないというような決まりがあるわけですけれども、ここではそういうこともなかなかされてないということなんで、本当にきちっとした狂犬病の予防接種がされているのかということも含めて、市はどういうふうにこの辺の事情を把握しておられるわけですか。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきます。
狂犬病の予防接種のことでございますが、ピースワンコ・ジャパンからは毎年6月までには全頭に実施しているというふうに伺っているところでございます。
それと、犬の鑑札につきましては、通常は首輪等につけておくというのが通常の形ではございますが、犬を保護して、それから譲渡に向けていくという関係もあるのだろうと想像しますが、犬の個体識別と併せて犬舎のほうでファイリングをして管理をされてるということは確認をさせていただいております。この扱いにつきましても、毎年県のほうで立入調査などが行われておりますので、特段問題はないものというふうに理解はしているところでございます。以上です。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 何か随分甘い認識だろうなという気がするんです。実際、ここにいる犬っていうのは飼養困難犬ということで、ここに今700頭近い犬がいるわけです。その犬ほとんどが飼養困難犬ということで持ってきてるわけですから、そんな犬を譲渡できると思いますか。しかもここにいるスタッフの方って10名少々のスタッフでされてるわけです。そうすると、700頭の犬を10名少々ですと1日に60頭ぐらいの面倒を見なきゃいけんわけです。そんな頭数の犬を、しかも飼養困難犬ってもともとなれてない犬を1日1人が60頭も扱って譲渡できるような犬になると思いますか。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) 議員お尋ねの件ですけど、ピースワンコ・ジャパン、西山の犬舎にいる犬でございますが、様々な事情があって野犬となり、保護されてこちらへ参ったという経過がございます。議員おっしゃるように様々な事情があって犬種があってということですので、譲渡に向かない犬というのも確かにいるのは事実でございます。ただ、そういった中でも犬の訓練であるとかということを繰り返されて譲渡に向けて努力をされてるという実体は、こちらのほうは管理者のほうからお聞きしているとこでございます。
それから、犬舎に係るスタッフの人数のことでございますが、ピースワンコ・ジャパンからは、日によって若干差はあるんですが大体25名程度は常に犬の管理、世話などに当たっているということでございまして、議員おっしゃるように10名程度というよりは充足してるというふうには理解しております。以上です。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 25名程度っていうのがどういう数字なのか分からないんですけど、あそこの責任者をしとられる安倍君という方に聞くと十数名というお話だったんですけれども、それが日によって違うということであればそれはそういうことなんでしょう。
しかし、いずれにしろ20何名でも700頭の犬を管理しようとすると1日30頭ぐらいの犬を管理しなきゃいけんわけです。1日30頭の犬を、しかもあそこにいる犬は要するに飼養困難犬っていうものを連れてきてるわけですから、そんな犬を1日30頭もならせるような状況があると思いますか。誰が考えたっておかしいでしょう、そんなものは。
まあまあこれはいいです、この問題は。
次の問題に移らせてもらいますけど、同様に不妊、去勢の件に関してなんですけれども、これはもともとピースワンコ・ジャパンの代表の大西純子という方、ピースウィンズ・ジャパンの大西健丞さんですか、あの方の奥さんですが、責任者としてされてるわけですけれども、不妊、去勢というものをしたくないよいうような意向で、最初にピースワンコに収容してた犬は不妊、去勢をしてなかったんです。現在はどのようになってるのか、その辺をお答えいただければと思います。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきます。
ピースワンコ・ジャパンでございますが、以前は不妊、去勢をしないということを議員おっしゃられたんですけど、以前どういったお考えを持たれてたかというのは私どもは承知をしておりませんが、ピースワンコ・ジャパンのホームページによりますと、犬の殺処分をゼロにしたいと、それからその犬たちの命を守るために何かをしたいというようなことが活動の趣旨と認識しております。こうした中で、不幸にして野犬となった犬など、こういった貴い命を全うさせるためにはやっぱり去勢、不妊が必要だというふうには聞き取りをしているところでございます。
現在のその状況でございますが、議員おっしゃるように収容の頭数が多うございまして、全頭の実施というまでにはまだ至っておりません。現在のところは内部の獣医師であるとか外部の動物病院などで進めているという状況でございまして、全体の、おおむねなんですが大体7割から8割程度は処置が済んでいるということはお聞きしとります。以上です。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 当然あそこで飼養するに当たって不妊、去勢ということをしなければ、あそこで今度はまたどんどん新しい命が生まれてきてしまうわけですから、その辺もきちっとした認識を持って市は何らかの注意をしていくべきだろうというふうに考えますので、よろしくお願いします。
4番の質問に移りますけれども、西山にある収容シェルターは、先ほどの2つの質問でも既に述べたように神石高原町のピースワンコ・ジャパン本部の施設では飼養困難な犬が送られてきてるとのことです。このことは西山の犬たちは譲渡に不向きな犬が大半だということなんだろうと思います。つまり、譲渡先のない犬の最終収容施設というような施設なんではないかというふうに私は考えるわけなんです。非常に悪い例えかもしれませんが、これは県外の廃棄物を高梁市に持ち込んで処分しているというふうに考えられるのではないかというふうに思うんです。
神石高原町の施設は第一種動物取扱業者の認可を受けてるんです。こちらの西山の施設ってのは第二種の認可しか受けてないわけです。この第一種と第二種の違いっていうのは何かっていうと、これは要するに営利を目的とするか営利を目的としないかというようなことが大きな違いだということになるわけですけれども、第一種の場合はこれは登録制になっとるわけです。第二種は届出制なんです。
そうすると、実際にこの西山の施設が平成29年8月の最初にできたときには50頭という収容頭数で登録したわけです。それが平成30年3月には150頭に増やされて、その後平成30年11月には300頭、さらに翌年の4月には400頭っていうふうに増えてるわけです。現在はたしか600頭という話だと思うんです。西山のロッジのほうを利用してさらに70頭か80頭がおるということで、全体で約700頭ぐらいがおるわけです。
この数字の推移を見てみると、先ほど言ったように広島県の要するに廃棄物を高梁市に持ち込んで、ここで処分してるんじゃないかと。この二種の動物取扱業者の認可しか受けてないということは、結局一種の認可を受ければかなり厳しいいろいろな制約がついてくるわけですけども、二種は届出だけですから、300頭に増やしました、400頭に増やしましたって言えばそれで済むわけです。そうすると、広島県のほうで手に負えない犬はどんどんどんどん高梁市に持ってくるというようなことになるんじゃないかというふうに思うんですけれども、その辺の事情をどういうふうにお考えなのか。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、私のほうからまたお答えをさせていただきます。
ピースワンコ・ジャパンでございますが、動物愛護管理法などの関係法令、それに基づく飼養施設の管理基準、こういったものを踏まえて県に動物取扱業として二種の届出をされているとこでございます。それに対して県からも立入調査もされておりますし、必要な届出も適切に行われているというふうに伺っております。
先ほども申し上げましたが、市は調査とか指導などができる立場ではございませんが、一般論で申し上げますと飼養することについて特に問題があるとは考えておりませんし、不幸にして野犬となった犬でございますが、廃棄物ではなく貴い命だというふうに考えております。以上です。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 言葉の上ではたしかに動物愛護だとかなんとか言えば、それはそれでたしかにそういうふうにはなるんでしょうけれども、実際の扱いのことを言ってるわけです。
じゃあ、ここで例えば広島県から連れてきてる犬、その数と、こっから譲渡された犬の数ってのはどういうふうになってるのか、その辺の数字を教えてもらえますか。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) 受入れ頭数と譲渡の数についてでございますが。
(4番森上昌生君「いや、受入れ頭数じゃなくて」と呼ぶ)
○議長(小林重樹君) 手を挙げてお願いします。
森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) その全体の受入れ頭数のことを言ってるんじゃないです。西山に来てる犬のことを言ってるんです。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) 西山の犬舎の頭数のことでございます。西山に入ってくる犬と譲渡での頭数でございますが、最近の聞き取りをした状況をお話をさせていただきますと、新型コロナの影響もあるのだと思いますが、自宅で過ごす方が多く増えたという中で犬の譲渡を求める人が増えてるというふうに伺っております。今年になってから少しずつではありますが譲渡が進んでおります。全体的には減ってきてるというふうな状況というふうに伺っているところでございます。以上です。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 全体としてどうのこうのじゃなくて、実際に西山に入ってきた犬、西山から出ていった犬の数、それはどういうふうになってるのかっていうことです。西山に入ってくる犬と西山から出ていく犬の数が同じだったら、同数だったら、こんな700頭にもならんでしょう、最初50頭って言ってたわけですから。そう思わないですか。結局こっからは出ていってないから、こういうふうにどんどんどんどん数が増えていってるわけでしょう。そうじゃないんでしょうか。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) 議員がおっしゃるのは、犬舎の増築によって飼養頭数が増えていったという、この経過については私どもも承知しているとこでございます。議員おっしゃるように最近では700頭近くまでというような状況になってるということでございますが、その状況において最近の新型コロナに係る譲渡の状況について増える状況ではない、逆に減ってきているというような状況を先ほど申し上げさせていただいたとおりでございます。以上でございます。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 最近のコロナの状況と関係ないでしょう、そんなものは。これが始まったのは平成29年です。そのときコロナも何もねえじゃねえの。
要するに、ここへは広島県の神石高原町で扱えない犬をどんどん持ってきてるわけでしょう。持ってくるためには犬舎の数も増やさなきゃいけんから増えてるわけでしょう。ここへ持ってきてもこっから譲渡できるんだったら、こんなに頭数増えないでしょう。そういうことじゃないんですか。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) 犬が増えていったというものについてはもう議員おっしゃるとおり事実でございます。ただ、先ほど譲渡が進んで減ってきてるというふうに申し上げたのは最近の状況でございまして、それまでは議員おっしゃるように飼養頭数が増えていったというのはそのとおりでございます。ただ、西山から他の地域、譲渡も含めてでございますが、出ていく犬については様々な治療などによって出ていく犬もございますし、一般の方への譲渡で出ていく犬も実際にはいるということでございます。
残念ながら一般家庭で飼養に向かないという犬も存在するのも事実でございますが、現在の状況では減少する傾向にあるということで、先ほど申し上げたとおりでございます。以上です。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 減る状況にあるという説明は受けてるのかもしれないけど、実体の数字が出てこなければ、そんなものは言葉だけの問題でしょう。最近は譲渡が増えてますよって言われて、じゃあどれだけ増えてるのかってその実体は把握してるんですか、してないでしょう、結局は。言われてるとおりにそうなんですかって言ってるだけなんじゃないんですか。もうしょうがない。この問題を言ってみても、高梁市に監督権がないんだって言われりゃそれまでのことなんですけれども、ただ高梁市の中で起きてる事件なんだから、やはりもう少しきちっと注意をして見ていくべき問題じゃないんでしょうかということを言ってるわけです。
5番の質問に移らせていただきますけれども、西山の保護施設に収容されている犬ってのが大半が中型犬あるいは大型犬なんです。実際見に行かれましたか。
(市民生活部長 赤木和久君 うなずく)
見たら分かるでしょう。あそこにいるのはこんな小さいいわゆる室内犬じゃないんです。大半がもうこんな大きな犬なんです。これらの犬が実際に環境に与える負荷っていうものを考えたときに、700頭の犬の排せつ物って、これ膨大な量だと思うんです。実際にふんは業者が引取りに来てるんだという話なんですけれども、尾籠な話になってしまうんですけれども、これらの犬の例えばおしっこというようなものは犬舎を洗ったときに一緒に下水のほうへ流し込むと、下水処理をするんだろうと思うんですけれども、700頭の犬のそういう排せつ物の処理に係る施設の大きさってどの程度のものが必要になるんでしょうか。
○議長(小林重樹君) 赤木市民生活部長。
◎市民生活部長(赤木和久君) それでは、お答えをさせていただきたいと思います。
西山の飼養シェルターについては、議員も冒頭おっしゃられたように市有地にあるところと、それから民有地を借り上げたところの2か所あるわけでございます。排せつ物の処理につきましては、議員おっしゃるように産廃業者のほうに集めて、それから処理をしていただくということでございます。あと、尿であるとか犬舎の清掃などで出た汚水、これにつきましては民有地、市有地それぞれに浄化槽を設置しておりますので、そちらのほうに流入して処理をしているというようなことは確認はさせていただいております。以上です。
○議長(小林重樹君) 森上昌生君。
◆4番(森上昌生君) 下水処理の施設があるのは、それは分かるんですけれども、実際にそれがきちっと機能するだけの施設があるのかっていうことをお尋ねしたんですけれども、これも市には監督権がねえんだって言われりゃそれまでのことなのかもしれません。
しかし、例えばせんだってもコロナウイルスが人間から犬に感染したというような話も聞いております。コロナウイルスというウイルスは今非常に世界中では問題になってますけれども、もっともっと非常に危険な感染症もあるわけです。その中で人間と犬と共通した感染症っていうことが起こる場合もあるわけですから、もしここでそういうようなものが起きたら、これはとんでもないことになるわけですから、その辺も含めてきちっと注視していっていただきたいということでよろしくお願いします。