教えて大西さん、ピースワンコのこと⑥最高責任者はだれ?創設者・大西純子さんがリーダーを降りたワケ

1、県職員、エンジェルスとの対話

 広島県から先日入手した行政文書のタイトルは「復命書」で、日付は2020年4月14日となっています。職務として出向いた先での仕事の結果を報告した公式な記録です。

 用務は「動物愛護行政打ち合わせ」で、旅行期間、つまり打ち合わせ開催日は2020年4月7日(火)でした。作成者は広島県動物愛護センターの中村満所長、柳本慎治指導課長、瀬尾和加子技師の3人です。

 復命書によると、愛護センターの3人は県庁食品生活衛生課の長澤元・主査とともに、同じ敷地内にある「愛護館」で、ピースワンコ運営団体であるNPOピースウィンズ・ジャパン(PWJ、神石高原町、大西健丞代表理事)から2人、NPO法人動物愛護団体エンジェルス(滋賀県高島市、林俊彦代表)からも2人迎えて、話し合いを持ちました。

2、「不適格犬」引き取りが役目

 PWJ/ピースワンコ 、エンジェルスの2団体は、いずれも県動物愛護センターの登録団体で、収容犬を年間数百頭規模で引き取っています。少なく見積もっても収容犬譲渡の7ー8割はこの2団体が担っていいます。

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