14話「ゲビン死す。そして、新たなるはじまり」
ぐううう
ゲビン「まさかマサル博士が黒幕だったとは、、、、ぼくちんの命もそう長くないはずだ、、、、せめて、、、、愛するサキ子にだけでもLINEを送らないと、、、、」
サキ子へ
ぼくちんは、先延ばし補完計画の闇を暴こうとマサル博士に近寄ったが、撃たれてしまった。これがサキ子に向けた最後メッセージになるかもしれない。サキ子愛しているよ。これはからは、一人で強く生きていくんだ。どんな時でも、ぼくちんは側にいるからね。天国で待ってるよ。
しかし、ゲビンが送ったメッセージが既読済みになることはなかった。
ピーポーピーポー
近寄らないで、近寄らないで
警官1「ペンギンが一匹倒れてますね」
警官2「今年でペンギンが死ぬ事件も4件目だぞ」
警官3「無駄話はいいから、早く捜査を始めろ」
よしこ「すみません!!ゲビンが死んだって連絡が入ったのですけど、どこですか!!!!!!!!!」
警官1「被害者のガールフレンドかな??」
よしこ「そうです、、、なんでゲビンがこんなことに、、、、」
警官1「今回の事件は非常に残念だったね、、、、ゲビン君は亡くなる直前に彼女にLINEを送ろうとしていたのだが、最後の送信ボタンを押すことができなかったみたいなんだ、、、是非、LINEを読んで上げてくれ」
よしこ「わかりました。見してください」
サキ子へ
ぼくちんは、先延ばし補完計画の闇を暴こうとマサル博士に近寄ったが、撃たれてしまった。これがサキ子に向けた最後メッセージになるかもしれない。サキ子愛しているよ。これはからは、一人で強く生きていくんだ。どんな時でも、ぼくちんは側にいるからね。天国で待ってるよ。
よしこは、手を高々と上げ、振り落とした
ガシャーーーーーーーーーーーーン
スマホの破片があたりに飛び散る
警官1「どうしました!??」
よしこ「ゲビン浮気してたんです。このLINEのメッセージは私当てのものではありません。本当にひどい、、、何かのバチが当たったのよ、、、、」
よしこは、逃げ出した
もう想い出なんて忘れたい
悲しい
消えてなくなりたい
近くで、風船が割れた音がする
よしこは走りながらあることに気づく
待ってなんであの“警官1”はLINEを開けることができたのかしら、、
急に足がとまる
よしこ「まさか、、、、、」
東の空が雨雲に覆われ始めた
次回「サキ子ー始動ー」
--------------------------------------------------------------------------作者「新年あけましておめでとうございます。今年も、一年間よろしくお願いいたします。面白い作品が書けるように精進していきます。」