柏木公宰のエッセイ 第五十四回「チケット売るの苦手です・・」
たまにtwitterやinstagramのDMで相互フォローの役者さんから公演のご案内が届く時があります。
相互フォローといっても全く付き合いがなく、コメントもしたことない。お互いの投稿も全くチェックしてない。
そんな絡みのない関係にも関わらず、「よかったらお芝居見に来てください!!」といったDMをいきなり送られる。
僕はこのDMを受け取った時、思うことは・・
ああ~俺も似たようなことやっちゃってたなー、と反省してしまう。
僕も役者をやっていた時、チケットを売るのが本当に苦手でした。
苦手なりに考えて丁寧に友人やバイト先の人、SNS上で知り合った方に公演の案内をお送りしたのですが、誘い方も文章もへたくそ。
結果的に失礼なことをして相手に不快なおもいをさせてしまいました。
役者をやって難しいなと感じた所は、舞台の稽古や本番だけを頑張るのではなく、人と人との繋がりや距離感を大事にすること。
これは役者以外にもいろんな職種にいえることかもしれないですね。
たまに届く公演のご案内DMに毎回その大切さを思い出さされます。