マジパン細工を続けている理由①
こんにちは、うめ木です。
先日友人との会話の中で、
『マジパン細工について語ってほしい(要約)』
と話のネタをいただいたので、今日はそれについて書いてみます。
私が初めてマジパン細工に出会ったのは、専門学校に通っていたとき。
その前にそもそもマジパンってなに?という話なので、簡単に説明しますね。
マジパンとは、
フランス語でパート・ダマンド、ドイツ語ではマルティパン。
アーモンドと砂糖をペースト状にした半製品で、菓子・糖菓の材料、デコレーションなどに使用するもの。
(書籍プロのためのわかりやすいフランス菓子より引用)
つまり、砂糖がたくさん入ったアーモンドのペーストであり、ドイツ語マルティパンの訛りです。
マジなパンではありません。
話を戻しますが、
マジパンとの馴れ初めは、専門学校の授業の中でフレジエというフランス菓子に飾るためのバラを作ったあの日。
その流れで、動物を1体作りました(何を作るかは自由だった記憶)
そのときに作ったのが、これです。
確か、うさぎだったはず(うさぎとは…)
当時はあまりのセンスの無さに「もう2度とやるもんか!」と、匙を投げました。
それでも、毎年秋に開催される国内最大規模の製菓コンクールであるジャパンケーキショーを見学した際には、諸先輩方の緻密な作品に目を奪われました。
時は流れ、
ケーキ屋に就職し、厨房でお仕事をさせてもらえるようになりました。
ケーキ紹介のチラシを自主制作したことも評価されたのか、当時お店で人気だった「おえかきケーキ」を担当することに。
これが私のオリジナルケーキとの出会いです。
私の制作したおえかきケーキを評価してくれた当時のスーシェフが
「お前は何か細工をやったほうがいい!」
と背中を押してくださり、厨房では新人だったもののお菓子の細工をやってみることにしました。
周りの先輩たちを見てみると、
仕事終わりに職場に残ってコンクールに挑戦している人がたくさんいました。
今考えると恵まれた素晴らしい環境でした。
【色彩感覚も造形センスもまずマジパンから】
と言われていたこともあり(異論は認めます)なかでもマジパン細工の人口は多かったです。
そして、あのうさぎ?から早1年半…
再びマジパンを触ることになったのです。