『クリーピー 偽りの隣人』映画感想。
英語+日本語の題に苦手意識を持っていたけれど、普通に楽しめた。
とある事件をきっかけに刑事から教授に転職した幸一(西島秀俊)は妻・康子(竹内結子)と共に中古の一軒家に引っ越してくる。
隣人の西野(香川照之)は何だか掴みどころのない人物であり、彼と関わる毎に日常ぁ奇妙な違和感に侵食されていく、、というような話。
受け答えがチグハグだが、悪人には見えない香川照之演じる西野のサイコパス演技がすごい。
人の気持ちがわからないというのはこうゆうことなのか。
Siriに話しかけてるような感じ。
自分のことしか考えていないを通り越して考えられないサイコパス気質がうかがえる。
そして、西島演じる幸一も。
一見良い夫風だけど、おかしな所が随所見られる。
被害者の事情聴取の最中に”面白い“と口に出して呟いてしまう等々。
しかし、映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の清深ちゃんに共感してしまう私にとって、彼をサイコと、言ってしまうことは自分のことをサイコ認定してしまうこととなり、気が滅入るので、その辺の明言は避けておく。
人は多かれ少なかれ突飛な部分はあるということで収めておきたい。
長年、サイコ気味の幸一と共にいたためだろうか、精神的に壊れ始めていた康子。
引っ越しの挨拶に手作りチョコレートを渡してきたことで、崩壊の前兆を見抜き、康子の心の隙にまんまとは入り込む西野。
ここからどんどん事態がとち狂っていく。
わざとなのかそうなってしまったのが、ちぐはぐな印象を受けるところも多かったけれど、面白かったと思う。
おすすめって程ではないけれど。
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