パーソナリティの話、させてよ。
性的パーソナリティの話をします。ご注意。
性的マイノリティってあるじゃん。
自分には縁の無い話だと思っていた。
まあ縁の無い話ではあるんだけど、ベクトルが違うというか。
結論から言うと、俺は「アセクシャル寄りのアロマンティック」らしい。
よくわかんねーよな。俺もよくわかんねぇ。けど人生ってそうじゃん。
兄弟が多い人はわかると思うが、兄弟の浮いた話が食卓に上がると「お前はどうなんだ?」と視線がこちらに向く。家族は
「いや俺も彼女くらいいるよ」
「じゃあ連れてこいよ」
程度の会話を期待しているのだろうが、俺の場合は
「……さぁ……」
程度しか言えなかった。妹がマッチングアプリで知り合った男を家に連れてきたあとなんか酷かった。
「お前も使ったらいいじゃん」
じゃねえよ。なんで金払って知らん奴と会わなきゃいけないんだ。
そんなことを悶々と考えていた時に性的マイノリティに触れる機会があった。LGBTQ……と続く文字列に、Aから始まるアセクシャルを見つけた。
友人とふざけて「これ俺かもな」なんて言ってみた瞬間、心がフッと軽くなるのを感じた。冗談のつもりで言ったのに。
兄弟姉妹の色恋の進展に焦らないのも、恋愛映画の感想にハテナマークを羅列するのも、クラスの誰と誰が付き合った別れたの話題においていかれるのも、全部これで説明がつくのだ。
恐怖とは「わからない」だ、と誰かが言った。
自分の無関心の理由がわからないから、自分が怖かった。
けれどそれに「アセクシャル」と名前がついて、「わからない」が「わかる」になった。
それだけのことで、心が楽になった。
ここからちょっとえっちな話になります
いやちょっと待てよお前。さっき「アセクシャル寄りのアロマンティック」って自称してたじゃんか。それに関してはどうなんだ。
はい、ごもっともです。と言うのもアセクシャルとアロマンティックの違いは「性欲の有無」なんですね。
どうやら現代のジェンダー観では性的欲求と恋愛的欲求は分けて考えるものらしく、「男性が好きだけど女性に興奮する」「女性が好きだけど興奮はしない」みたいなステータスも存在するらしい。
俺の場合は「限りなくゼロに近いがゼロではない性欲」がある。
というのもこの場合、俺は恋愛的欲求と切り離した性的欲求のことを
「恋愛的欲求のない、体だけの関係を求める欲求」
と解釈している。まぁ要するにセフレだ。
俺の場合、そんなものはいらない。そもそも人に興味がねえんだから。
けれど性的欲求がないわけではない。これは俺もまだよくわかってないエリアなので、問い詰められても何も言えません。ごめん。
前向きに行こう
自分をアロマンティックと定義できたのはいいが、問題はここからどうするかだ。
人生は長い。自覚が変わるかもしれないし、戻ってくることもあるだろう。
そんな時のために、理解してみようとは思うんだ。「わからない」を「わかる」に変えていくのが人生だから。
感情を知らないアンドロイドが、人の愛に触れて「コレガ……嬉シイ……」となるみたいに。俺も「愛しい」を学んでいこう。
疑似体験をしてみれば何か変わるかもな、と思って色々してる。
今まであまり聞かなかった恋愛の曲とかも聞いてみたりしている。
今の所効果はないけれど。
レンタル彼女とかやってみようかな。やったら記事にします。
ロールプレイについて
ちょっとだけ身内の話。
TRPGにおいて、いわゆるエモシを回る時には友情、愛情、その他クソデカ感情をぶつけ合うじゃないですか。あれ、楽しいけど難しいんですよね。
恋愛の経験がないから恋愛のロールプレイができないんですよ。創作物で得た知見をトレースして頑張ってます。
皆様には暖かい目で見守ってくれればなあと。
よろしくお願いします!!!!!!!!!
まとめ
カセダは「アセクシャル寄りのアロマンティック」です。
まだわからないところも多いけど、割と前向きに頑張ってます。
自分のパーソナリティにも、恋愛ってなんなのかも頑張って理解してみようと思います。
地雷でもなんでもないので、配慮とかはいらないよ。
俺もTLで軽率に性癖の話とかするしね。よろしく。
追記
恋愛に興味がないだけで、嫌悪感があるわけではないのです!わかってくれ!!
恋愛感情が飛び交ってる作品はいいな〜って思うし。理解はできないけど、わからないなりに楽しんでます。
感情を言葉で説明しきれる人なんていないんだよ。人間なんてそんなもんさ。