可視光線対策
日傘の機能で期待される二番目の機能は可視光線対策です。
実際、病の一つとして光過敏症というものもあり、対策グッズの一つとして日傘を活用されている方もいらっしゃると思います。
ですが、紫外線対策のところを読んでいただけている方はもうお分かりのように、日傘は可視光線対策としては有効ではあっても最高のものではありません。
反射光、散乱光など日傘では防ぐことのできない光線は多く、直接光を100%カットできたとしても他から20%以上が届いてしまいます。つまり、完全に遮光しても17%を防ぐことはできませんし、遮光90%カットとの差が10%あるとしても実際の差は数%程度にしかなりません。
よくある、1%とゼロ%は違うという事も、散乱光、反射光の前には無意味です。
さて、光過敏と大雑把に申し上げましたが、大きく分けて、体に当たってやけど状になる人と、目に当たるとまぶしくてつらいという人とに分かれます。
体に当たってやけど状になる人は、日傘よりも洋服や帽子などに力を入れ、そちらにお金をかけた方が良いです。体に近い品物の方が光を防ぎやすいですから。
目に当たるとまぶしいという人は、日傘は有効です。というのも光が明るすぎるとつらい人は、光が無い方が良い訳ではないからです。あくまでも程度問題ですから、自分に合った光量まで明るさを下げることが出来る日傘を使うと良いと思います。
さらに言うと、こちらも100%光が透過しない方が良い訳ではありませんので、サングラスの質を優先される方が良いと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?