理想の電子書籍を語ってみる②
今回はソフトウェア面で話していきたいです。
複数ディスプレイで出すコンテンツを選べるのは必須
前回でも言いましたが、複数ディスプレイへの表示は必要です。端末一つに複数ディスプレイということはどのディスプレイにどのコンテンツを表示するかということが選択できないといけません。また時と場合によっては同じコンテンツでも同時に複数ディスプレイで表示させることができるとなお良いです。
そのためには前回開いた場所を開くという現在のやり方ではうまくいかないとのではという懸念が出ますが、まぁ実際にはどうなるかわかりません。紙の本のように栞を挟んで確認するようになるのかもしれません。紙の本を読んでいた頃は本好きに方にならわかってもらえますが、読んだ場所を厚みという物理的な感覚で覚えていたものです。一番本を読んだ小学生の頃は右手と左手の重さの感覚で読んだ場所をあてていたので、特にページ数を覚えることもなく栞を挟むこともありませんでした。その感覚を電子書籍では出せないので、栞機能に頼ることになるでしょう。その辺はデジタル化では諦めないといけない部分かな。
AIが発達して理想が叶いそう
今電子書籍の少ない割合であるのですが、ページがテキストではなくて、紙版の紙面の画像をまとめたものになっている場合があります。これは拡大縮小がうまくできないので、読みにくいものも多数あります。電子版のデザインを作らずに済むので出版社やその外注先である電子書籍制作会社などのコストが下げられるので、一定数好まれるのでしょうか?まああくまで推測ですが、画像の電子書籍は大きめのタブレットで読むには都合がいいがノートPCには少し読みづらい感じです。
しかしながら、昔読んだ読んだものに電子書籍用にレイアウトを作り直すほど、時間もお金もないらしい、一回紙で出版しているので、さらにコストをかけるにはないらしいです。電子書籍愛好家としてはなんと悲しいことですが、まあしょうがないかなとも思ってしまいます。
私は現状の電子書籍軽視の時代を変革するのはAIだと思ってます。手書き文字の判別などもかなりできるようになったAIさんならOCRをそれまでより格段上の段階に引き上げたので、もはや古文書などもOCRでテキスト化できる時代になりました。ではこの技術を応用して画像のHTML化ができるのではないでしょうか?色々調べるとそういうこともできるAIもあるそうです。
HTML化すると何が嬉しいかというと電子書籍の実態がHTMLだからです。またHTMLというのはwebサイトのファイル形式で、マルチデバイス対応するのにかなり適しています。またパララックスやトランジションなどの動的なデザインではないのでHTML化も簡単かと思われるので、画像ファイルからHTMLファイルの生成はだいぶ近い未来に実現可能そうですね。
今回はこの辺で一旦おしまいです。唐突ですが、申し訳ないです。ではまた次回。