一番ネットに精通しているのに、私がネットにそれほど興味がない理由。理由その1・電子決済がバカバカしい
スマホも携帯も持ってない(明日から使えない)私としては、情報というデータの集約作業もそろそろ卒業しようという年齢なのかな?ともこのごろ思います。というのも、すっかりITだとクラウドだのSNSだ、ネットだと既存のメディアが持ち上げ始めたら、「こりゃ終わったな」と感じるからでもあります。
・今更、ネット?
今から約20年前以上でしょうか、私はIT技術者として大手企業のシステム保守作業専任として、結構、荒稼ぎした時期があります。その時は本当に新規のIT技術は面白いもので、特に仮想OS構想には多くの期待感を抱いた記憶があります。それから20年後、今思うと現代社会はそんなに、IT技術を真に活用しているどころか、タダの儲け道具に化して、実にくだらない世界に成り下がったと感じるんですよね。
その証拠の一つがデジタル決済。実にバカバカしいというか。
・あなたもわかっていない電子決済の罪
Suicaに代表されるこの電子決済は、仕組みに精通しているとまぁ得するのは消費者ではないのですが、簡単に仕組みを説明します。
1.カードを買う(保証金を預ける)
2.預かった保証金を担保に企業は資産を活用する
3.保証金は全額返済するまでは企業のもの
基本は以上の3つですが、まずデジタル通貨とかカードを使うという際の入金は、現金自体は企業に送金されます。実はこれが「保証金」つまりは、銀行預金と全く同じなのです。
つまり一旦、企業の資金として計上され、それを使って事業拡大をする中で会員を増やすわけです。
例えば1万円を入金しても、直後に全額使う人は稀で、通常は500円とか1000円とか、少ない額で利用しますから、残ったお金は翌日に持ち越します。
しかし企業の資金は24時間利用可能ですから、この決済で残ったお金は丸々企業の資金源となるわけです。
仮にSuicaで100円残ったとして、それは消費税があるために、100円で買い物をすることはできません。つまりSuicaは「いつも100円以内のお金は使えない」状態になります。
だったら、会員300万人いれば、300万×100倍(黙っても3億円タダで入る)の資金が企業に入るのと同じで、実はこのデジタル決済は、企業側の楽して儲けるシステムの一つです。
まぁこういうのは、ITに詳しい人なら、常識の範囲ですが。
そもそも政府がデジタル決済を進めたい理由は、金融に関して民間促進を早めたいからであり、国民をこうした、悪く言えば搾取に引きずり込むには好都合なわけです。
なんなら、すべての預金をデジタル化なんて話も進めるでしょうね。
時々、このシリーズは進めるつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。