#12 WindowsのWSL(Ubuntu)でNode.jsを複数バージョンインストールする

　WSL2でNode.jsを切り替えたくなったので対応しました。
　文中のコマンド等は2024/9/16に動作が確認できた内容です。

nvmを使ってバージョン切り替え

　直接Node.jsをインストールすると単一のバージョンしか使えませんが、nvm (Node Version Manager)というツールを使用すると、複数のバージョンをインストールして、切り替えて使用することができます。
　複数のプロジェクトを手掛けているとプロジェクトによって使用するバージョンが異なる場合もあると思います。また、1つのプロジェクトでもバージョンアップによる動きの違いを見たい等ありますよね！

nvmのインストール

　最新バージョンを指定(https://github.com/nvm-sh/nvm で確認)

$ curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.40.1/install.sh | bash
$ source ~/.bashrc
$ command -v nvm

"nvm"が表示されればOKです。

Node.jsのインストール

LTS最新バージョンをインストール

$ nvm install --lts

バージョンを指定してインストール

$ nvm install 18.20.4

Node.jsを切り替える

インストール済みバージョンを確認する

$ nvm list
->     v18.20.4
       v20.17.0
default -> lts/* (-> v20.17.0)
iojs -> N/A (default)
unstable -> N/A (default)
node -> stable (-> v20.17.0) (default)
stable -> 20.17 (-> v20.17.0) (default)
lts/* -> lts/iron (-> v20.17.0)
lts/argon -> v4.9.1 (-> N/A)
lts/boron -> v6.17.1 (-> N/A)
lts/carbon -> v8.17.0 (-> N/A)
lts/dubnium -> v10.24.1 (-> N/A)
lts/erbium -> v12.22.12 (-> N/A)
lts/fermium -> v14.21.3 (-> N/A)
lts/gallium -> v16.20.2 (-> N/A)
lts/hydrogen -> v18.20.4
lts/iron -> v20.17.0

使用するバージョンを指定する

　バージョン番号だけでなくaliasを使用することもできます。

$ nvm use default
Now using node v20.17.0 (npm v10.8.2)
$ nvm use 18.20.4
Now using node v18.20.4 (npm v10.7.0)
$ nvm use lts/iron
Now using node v20.17.0 (npm v10.8.2)

使用中のバージョンを表示する

$ node -v
v20.17.0