2023年買ったもの
■YAMAHA TRBX304
ぼっち・ざ・ろっくを見た勢いでバンドっぽい曲をやってみたくなったものの「そういえばベース持ってねえな」と気づいて近所の島村楽器で購入したもの。ぼざろ見て買ったのにプレベじゃねえのかよという声が聞こえてきそうだが、あいにく近所の島村楽器には選択肢が少なく、いきなり7万とかの楽器を買うのもなあと。以前から持ってたPacificaやLシリーズでYAMAHAの低価格帯の楽器のコスパは知っていたため、この価格帯でも変な個体を掴まされることはないだろうと判断して入手。購入するにあたってBB234とも迷ったが、TRBXの方が弾きやすかったのでこちらを選択した。プリアンプのEQのほかにパフォーマンスEQというプリセット音色をスイッチで選べる機能があり、手元の操作で簡単にドンシャリやカマボコにできて便利。
とりあえずちょこちょこ触っているが、たまにコピーしようとした曲が5弦が必要なことがあって、その時だけ5弦ベースが欲しくなる。
■MXR Bass DI+
ベースを買って早々「青春コンプレックス」をコピーしようとするも、オーディオインターフェース直ではバキバキな音は出しづらいので、同じ島村楽器にて相談してサンズアンプやらAgularやら色々試奏してこれをセレクト。Colorボタンを押すとちょうどアンプで鳴らした時のようなチリチリした感じが出せて、定番はやはり定番になる理由があるのだなと。
■ZOOM B1FOUR
プリアンプだけに留まらずコンプやら歪みも欲しいなと思ったものの、一個一個買っていったらキリがねーわと思って安定のZOOMマルチに落ち着く。MXRの前段に置いてコンプとEQ、たまに歪みにも使っている。
■YAMAHA Pacifica 612V
またぼざろ見て買った楽器かよと言われそうだがこれはちょっと事情が違う。
もともとPacifica 112Vを使用していたものの、さすがにフレットがすり減ったりしてボロくなってきており、中古1万5千円で買ったエントリークラスのギターをお金かけてリペアするのも何だし、買い換えたいとは前々から思っていた。Pacificaの612Vのレッドが以前から持っていた112Vと似た色味なので、どうせ買い換えるならこれがいいかなと思っていたところにぼざろブームが到来。店頭から次々とPacificaが消えゆくのを目の当たりにし、これはあるうちに買っとかないとまずいと思ってイシバシ楽器のオンラインで買ったもの。
しかしちょっと罠があり、ナットの溝がちゃんと切られてなかったり、トレモロのネジが締めこまれていてアームを使うとチューニングが狂うといった困った個体が来てしまった。その対応になんだかんだ時間とお金も掛かってしまったのは痛い。出荷したそばから売れる品薄状態の中でちゃんと検品せずに出荷してしまったのかもしれない。
定価が半分くらいの112Vと比べたら音は流石に良く、特にシングルコイル(セイモアダンカンのSSL-1)にコシがあって良い。112Vではリアばかり使っていたが、センターやハーフトーンといったポジションを積極的に使うようになった。
■KORG microKORG XL+
これは欲しくって買ったのではなく、必要に駆られて買ったもの。10年くらい使い続けたmicroKORG XLがとうとう壊れ(ステレオOUTPUTの音量バランスが悪くなった)とりあえずこれが無くては困るという事でB級品セールで買った。PCM波形が入れ替わってるためそれを使った音は移植できないものの、それ以外は+のない方と同じはず。
■SUPER MIDI PAK
これは買ったものではなく、フォロワーのみすけ名人から突然クリスマスプレゼントとして送られてきたもの。見た目はただのスーパーファミコンのカセットだが、上部にUSB端子が生えており、スーパーファミコンに挿してPCと接続するとスーファミの音源チップSPC700をMIDIで制御して演奏させられるという代物。
スーファミ音源の再現にはサウンドフォントが使われることが多く(Toby Fox氏もUndertaleやDeltaruneのサウンドトラックでスーファミ音源のサウンドフォントを使用している)、自分もそれを使ってカバー曲を作った動画がいくつかあるが、エミュレーターからサンプリングされたであろうサウンドフォントではなく実機のチップとD/Aから出力される音というのがちょっとだけテンションが上がる。
あとスーファミ音源のチープなリヴァーブも使うことができ、これがあるのとないのではそれらしさがまったく違う。このリヴァーブのためだけに実機演奏という手段を選ぶChiptuneガチ勢も多いのだろうなと感じた。
せっかく頂いたので早速使ってみたのが以下の動画。
もう笑っちゃうくらいスーファミそのものの音ですね。
ちなみにこれ系のアイテムはファミコンを演奏させたりメガドライブを演奏させたり出来るものも存在しているので、うっかりするとそれらを買ってしまいそうな気配。
■はんだごて
白光の1000円くらいのはんだこて入門セット。
これと電池ホルダーを買ってきてYAMAHA DX7の内臓バッテリーを交換&ホルダー化しました。
これだけで終わらせるのも何なので追々シールド自作でもしてみようかと思ってる。
■エフェクター
きっかけはBehringerのPRO-800である。
事前リリースではSequential Circuit Prophet-5の廉価版であるProphet-600のクローンという触れ込みだったもの、蓋を開けてみると若干機能がオミットされたProphet-5クローンという事がわかり、それなら欲しいな…と思ったのが発端。
しかし初回出荷分が一瞬で売り切れ、サウンドハウスに問合せしてみたものの次回出荷の時期は見当もつかないという返答。
まあそれはおとなしく手に入るタイミングを待つとして、そういえばシンセ用のエフェクターが無いな、と気づく。
PRO-800に限らずベリンガーのモジュールラックサイズのシンセにはエフェクトが無く、モノラル一本で素の音が出てくる。そんでもってアナログシンセという楽器はもうエフェクトが無いと話にならない訳ですよ。(minimoogみたいなのは別としても)最低限リヴァーブやディレイは欲しい。DAWに入力してプラグインで掛けてもいいけど、せっかくハードのアナログシンセなのにPCに通すってのもねえ、かといって絶滅状態のラックエフェクターを今から中古探すのも…という訳でシンセ本体の前にエフェクターを吟味する事にした。
どうせならちょっとキッズ心も出してみようと思い、YMO・坂本龍一リスペクトで
・フランジャー
・コーラス
・ディレイ
あとmicroKORG XLについてないので
・リヴァーブ
もついでに。結果としては複合機種で揃える事になった。
■LINE6 DL4 Mk2
リヴァーブを探していてBOSSとかStrymonとかを試奏し、Strymonは確かにいいけどこんなクソ高いの買ってらんねーよと思ってまだ手が出しやすい値段(安いと3万円台)のこっちを選択。ディレイも30種類ついて(逆)この値段!
元々ディレイマシンだけどMk2になってリヴァーブが15種類追加され、1台でテープエコー+スプリングリヴァーブ、リバースディレイ+シマーっぽいリヴァーブ等どんな残響でも作れてしまう空間マシンと化した。難点はディレイとリヴァーブを個別にON/OFFできないとか、リヴァーブのパラメーターいじるのがALTボタンを押しながらノブを動かすという絶対片手でできない操作だとかそのあたりか。
■BOSS MD-500
BOSSのモジュレーションマルチ。ここにたどり着くまでに
■strymon orbit Flanger
■BOSS BF-3
■BOSS DC-2W Dimention Chorus
の3つを試したものの、strymonのフランジャーは踏むとハイ落ちしてしまってアウト、BOSSのふたつは音はよかったものの、入力レベルがギター向けに合わせられているのでシンセの音を入れると歪んでしまい、まあ音量下げればいいんだけど、そうすると後段でゲインを稼ぐ必要があり、その結果S/Nも低下するし…というわけで断腸の思いで却下、その3つをイシバシ楽器名古屋栄店で売り飛ばし、その場で試奏して買ったのがコレ。結論から言って最初からこれを買っておけばよかったと本気で後悔した。
まず入力レベルはライン機器にも余裕で対応。ステレオ出力はもちろんステレオ入力にも対応。各エフェクトは質はもちろん、パラメータをかなり細かいところまで追い込むことができる。例えば
コーラスを踏むと音量が大きくなる→OUTPUTレベルやエフェクトレベルを下げる
音がキンキンする→High Dumpで高域を減衰させる
ステレオ出力してるけど音を広げたくはない→MONOモードに切り替えるとモノラル化
等、本当にそこまで必要なのかと言いたくなるほど項目が細かい。原音のアナログスルーは無いものの、信号処理が32bit/96kHzなのでアナログシンセを突っ込んでも高域がカットされないし、とどめにエフェクトを2系統同時使用可能。strymonやEventideの半額ちょい、下位機種MD-200との価格差1万円以内でここまで乗せちゃって本当にいいのか。採算取れてるのかRoland。この痒いところに手の届きっぷりはマジでプラグイン並みです。
■来年欲しいもの
上で書いた通りBehringer PRO-800が欲しい、とか言っていたものの、どうせならもっと頑張って上位クラスのものが欲しくなり本家SequentialのTAKE5でも買おうかと思って貯金を始めている。
Behringer Deepmind12とかもいいな~と思うけど、アレはiPadやPCのエディター込みで音を作らせる作りっぽいのでそれよりはTAKE5かな~という気がしています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?