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細かすぎて伝わらない医師国家試験のルール

はじめましての方ははじめまして。重涅  扇です。
113回医師国家試験を受けたので色々と書いてみようかと思います。

今回は実際に試験を受けて分かった細かいルールについてです。
試験の得点源にはなりませんが、知っておくと何かと便利だと思うので気になる方はぜひお付き合いください(笑)。
※今回紹介するのはあくまで一部であり、紹介したルール以外にも様々なルールがある事をご了承ください。

1.上着を椅子にかけることはできない

普段だとついつい椅子の背もたれに上着をかける方は多いと思いますが、試験中は上着を椅子の背もたれにかけることはできません。
私が受けた会場では床の上に置くように指示されました(床の上と言ってもかばんの上に置けば大丈夫なので地べたに置くわけではありませんが‥‥‥)。
ちなみに試験中は服を脱いだり着たりすることはできません。服を着込んで暑すぎる状況になっても試験中は服を脱ぐことができないため、過度な寒さ対策も考えものかもしれません。

2.机の上に置ける消しゴムの数は1個まで

医師国家試験に限らず試験では消しゴムは予備の分もあわせて2つ以上持っていくことが推奨されていることが多いかと思いますが、机の上に置くことができる消しゴムは1つのみです。それ以上はしまうように指示されます。
ちなみにカバーを外す必要はありません。

3.シャープペンシルと鉛筆は同時に置けない

医師国家試験はマークシートに答えを書き込むのと同時に、後々自己採点をするために答案用紙に自分がどの選択肢を選んだかメモしたり問題冊子に色々書き込んだりします。
私は鉛筆の先を少しでも長く尖らせておくために問題冊子の書き込みにはシャープペンシルを使い、マークシートのマークには鉛筆を使うように筆記用具の使い分けを行っていました。
しかし、国試本番ではそれはできず、鉛筆かシャープペンシルのどちらか一方のみしか机の上には置けませんでした(´・ω・`)。

4.鉛筆のキャップはしまう必要がある

削った鉛筆の芯の先が折れないようにキャップをされる方も多いと思いますが、これもかばんの中にしまうことを要求されます。

5.腕時計を机の上に置くことはできない

腕時計は腕に着用する必要があります。私は模試などの際は腕時計を机の上に置いていましたが国試本番ではダメでした(^_^;)。

6.ティッシュは袋から出せば机に置くことができる

ポケットティッシュは「机の上に置いていいもの」の説明で言及はされませんが机の上に置いてもOKです。注意点としてはティッシュは袋から出す必要があること、そして一度試験官の目の前でティッシュを振って変なものを挟み込んでいないことを示す必要があります。

7.試験中に靴を脱いではいけない

最初の注意事項の説明の段階では無かった指示ですが、(なぜか)途中から付け加えられました。最初にこの説明があった時は説明をしていた試験官も周囲の受験生も笑っていた記憶があります。
この指示が行われる前、試験時間中にスリッパを履いていた人は靴を履くようにスタッフに言われていました。

8.試験中、トイレは一部屋につき一人しか行けない

試験中でもトイレに行くことは可能です。しかし、1部屋につき男女合わせて一人しか行けないので基本的には順番待ちになります。
何人待っているかは黒板にトイレ待ちの受験生の番号が板書されているのでそれを参照することになります。
順番待ちの間は呼ばれるまで自分の席で待機になるのでトイレの順番待ちの間は試験が受けられない、ということはありませんが行きたいタイミングでトイレに行ける可能性はかなり低いです。

9.試験中、トイレは一人しか入れない

トイレは一部屋につき一人しか使用できません。
違う部屋で試験をしている人が先にトイレに使用している場合は外で待つ必要があります。前の人が大◯をしていると非常に長い時間外で待つこともあり得るので前の人がすぐ出てくることを祈りましょう。
ちなみに私は5分弱外で待たされることもありました。付き添いの方も申し訳なさそうにこちらを見ていました(^_^;)。

いかがだったでしょうか?
模試では本番の国試をシミュレーションするようにやるべし!と言う話も聞きますが、こういった細かいルールを模試の演習に取り入れるとより臨場感が出てくるかもしれません。

では、またどこかで。

重涅  扇

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