木星と占星術*・'(*゚▽゚*)'・*:.。.
木星は太陽系の中で、大きさ、質量ともに最大の惑星です。
直径は13万9820kmで、地球の約11倍。
質量は地球の約318倍。
太陽から木星までの距離は、7億7833万km
時速800kmのジェット旅客機で約111年程かかり、人間の寿命では一生かけても辿り着けない距離になってきます。
木星の自転は約10時間で、自転速度は赤道付近で時速10万km程となっており、太陽系の惑星の中で最速となっています。
地球の自転速度は時速1700kmですので相当な速さとなっています。
公転周期は約12年です。
木星の南側には大赤斑(だいせきはん)という赤い目の様な模様が見られるのですが、これは初めて観測された360年前から存在し続けている嵐の様なものと考えられており、大きさに変動があるものの現在は地球約2個分の大きさです。
風速は秒速350mで、地球の台風でトラックが横転すると言われている秒速40mと比べても何倍もの速度となっています。人間は吹き飛ばされちゃいますね。
ですが近年、一年で1000kmほどのペースで縮小しているらしく、消失してしまう可能性もあるとも言われています。
木星には地球の月の様に衛星が存在し、現座は95個、名称がついているものは57個となっています。やはり巨大な分だけ多い感じですね。
占星術の木星は、
「報酬、機会、チャンス、希望、拡張、楽観性、信仰、信念」
などとなっており、幸運をイメージさせるものであり、吉星として古くから捉えられています。
木星はガス型の惑星で表面の温度はマイナス140度程、中心に向かうにつれ高温、高圧になっていき巨大な質量から持たらされる重力により、
中心部の温度は1万6000度、気圧は4000万気圧となっており人間が住めるどうこうの話ではない事になっています。
しかしながらその巨大な重力により宇宙を漂う隕石となりうる小天体を引き寄せ、地球への衝突を減らしているとも考えられています。地球と比べて8000倍も多く衝突が起こっているとされていて、確かに地球に住む生物は何度か守られているかもしれません。それを鑑みると確かに吉星と呼ばれるのも頷けます。
ですが逆に木星の重力の影響で地球の方に向かうようになってしまうということもあるようで、実際のところはどうなのかなという感じでまだ正確にはわかっていないのだそうです。
木星はギリシャ神話のゼウスと同一化されているのですが、天空を統べる最高神とされています。
が、不倫を意欲的に繰り返しては誤魔化そうとする、なんというかある意味とても羨ましい神でもあり、はた迷惑なところもある人間臭い神様で、やり過ぎるという象徴もまた持っています。