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水星と占星術 ε=ε=┌( *'ω')┘

水星は最も太陽に近く、惑星の中で一番小さい天体です。

自転周期は58日と地球の24時間よりずっと遅く、
太陽を周る公転周期は88日となっています。

太陽を2周する間に3回自転することになるのですが、
太陽を1周する事を水星の1年とするなら、2年の間に3日しか過ぎないということになります。地球に住む我々の感覚からするとだいぶおかしなものに思えますよね。
また、月が地球に常に同じ面を向けているように、水星も常に太陽に同じ面を向けて公転しています。

直径は4879.4kmで、地球の約半分の大きさで、月よりは少し大きい感じです。
太陽光が当たる地表の温度は430度になり、
光が当たらない場所ではマイナス160度になります。
天ぷらを揚げるにはいささか高過ぎる温度です。🍤🥢(`ω´ *)

水星から太陽までの距離は平均6000万km。
時速800kmのジェット旅客機で8.5年ほどかかります。
(ちなみに地球から太陽までの距離は約1億5000万km。)

地球から水星までの距離は8000万km~2億kmとなっています。互いが太陽を公転しているので近い時と遠い時の差が出るわけです。

水星は太陽と地球の間にあるため、地球の地上から観測するとき強烈な太陽の光を背景としてしまいます。そのため観測が難しく、日の出か日没のわずかな時間しか観測の機会が得られません。


占星術における水星は、
「知性、思考表現、考え方、コミュニケーション、伝達能力、技術」
などを象徴します。
ギリシャ神話のヘルメース神が水星を象徴するともされており、地上、天界、冥界を羽の生えた飛ぶことこのできるサンダル(タラリア)で俊敏に駆け巡り、神々の伝令役を務めていました。才気煥発で明晰な知性を持たれ、弁舌の神ともされ、他に商業の神とも言われています。
「旅行や流通」
も象徴されており、水星にも同様にその意味が宿ります。

ヘルメースは両性具有の神ともされており、水星は双子座の支配星であるのですが、双子座の女性に少年のようなボーイッシュさを感じさせられる事が多いのはこのためかなと個人的に思っています。頭の回転の速さゆえに後先考えずに息を吸うように嘘をついてしまうというのも双子座の方には思い当たる方が多いかもしれません。ヘルメスは盗賊に崇められる神でもありました。

水星は惑星の中では最も早く88日(地球は365日)で太陽を公転するのですが、速さという点はここからきているのかなと考えています。
また最も太陽に近い惑星であり、自我を象徴する太陽の重力や太陽光、フレアの影響を強く受けています。考え方、思考の表現が自我の影響をもろに受ける様子を表しています。
専門的な話ですが出生図において太陽と水星が近い程、太陽光の中に紛れた水星は眩し過ぎて直視できるものではなく、それが客観的な視点を持つことを難しくする要因となっていると考えています。

占星術を学び出すまでは水星逆行(水星と地球の公転周期のズレから、地上から観測すると逆方向に進んで見える現象)を知りえもせず、
( ´Д`)y━・~~ という感じで何も感じずに過ごしていましたが、それを学んでからは水星逆行で起こるとされている、情報のすれ違いや交通機関の遅延、機械、通信の障害などが確かに不思議に起こる事が多いなと実感するようになり、知らなきゃよかったと思う今日この頃です。なので水星逆行は無視しています。

占星家としてどうなんだ!?
m9( `ω´*;)


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