冥王星と占星術 ( 🔳(Д🔳 )y━・~~
冥王星は1915年にアメリカの天文学者クライド.トンボーによって太陽系最遠の惑星として発見されました。ですが2006年に準惑星へとその分類が変わりました。直径は約2376kmで、地球の衛星である月の3分の2程の大きさしかなく、また冥王星ほどの大きさの天体が続々と発見され始め、惑星と名乗る程の影響力を持たないと判断されたからです。
地球から冥王星までの距離は最も遠い時は約75億km、
最も近い時で約42.8億km。
平均を約59億kmとした場合、光の速度で5時間30分程かかり、
時速800kmのジェット旅客機では約840年ほどもかかります。
2024年現在、840年前というと1184年で平安時代最後の年で、1185年には源頼朝によって鎌倉幕府が樹立された年となっております。相当古く、何やら時代を隔てたロマンのようなものを感じます。
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冥王星の地表はメタンや窒素でできた氷で覆われており、マイナス230度の世界が広がっています。
自転周期は約151時間。
公転周期は約247年となっています。
画像では人工的に着色されており茶色っぽい色合いとなっていますが、実際はもっとモノクロに近い色なのだそうです。
占星術においての冥王星は、
「巨大な力(核エネルギー、権力などの)、大きな変化や変容、死と再生、深い心理、スケールの大きさ、トラウマ」
などといった内容となっております。
月よりも小さく、準惑星に降格された天体ですが占星術においての影響力は最も強力と言ってもよく、原子力に象徴されるように強力な力、巨大企業や政府などの権力、心の奥で働く心理なども現します。
幼少期のトラウマとなるような出来事は本人が幼い無力な状態であるため、状況を受け止めることが不可能なため一旦心の奥に封じ込めるという心の防衛機構が働くことが多くあります。そして大人に成長していくにつれ、そのトラウマと対峙する準備が整った時に、トラウマが再現するような出来事が起こったり、記憶が蘇るということが起こります。非常に過酷なことでもあり、向き合う必要のある事と他人事のように不用意に軽くは言えない事ですが、その辛い経験の先に大きな成長と変容を得るという可能性もまた秘めています。その様子は「死と再生」というイメージを想起させ、非常に意義深い象徴を持つ天体です。
冥王星が発見された1915年の頃の出来事として、第一次世界大戦(1914~1918年)という世界規模の戦争が起こっています。その後、第二次世界大戦(1939~1945年)という人類史上最大の戦争が起こり、日本には1945年に原子爆弾が落とされています。原子力発電も開発され、経済の動きなどもマクロなものになっていった頃となっています。
更にギリシャ神話における黄泉の世界の王であるハデスを象徴しており、ちょっとあまり関わりたくないかなぁなんて思ってしまう天体となっております。
(´∀`*:)
ですが、先程も書いたように大きな変容の先に得る力や新しい視点はどのようなものなのか知りたい気もします。芋虫が美しい蝶になるイメージです。