金星と占星術 (╹◡<)♡
画像の金星は地表の様子を表したものであり、実際は硫酸でできた厚い雲で覆われた白っぽい姿をしています。地球から見える惑星の中で最も明るく輝き、それは硫酸の雲が太陽光をよく反射するためなのだそうです。
金星の直径は1万2104kmで地球の0.95倍、地球より少しだけ小さい感じです。
地球からの距離は3950万km〜2億5970km。
地球よりも太陽の内側を公転しているため朝方と夕方しか地上から観測する事ができず、それぞれ明けの明星、宵の明星と名付けられています。
自転周期は約243日と地球の24時間と比べて相当に遅く、しかも太陽系の惑星の中で唯一、逆方向に自転しています。ですので、
「西から登ったお日様が♪東〜に沈ず〜む〜🎶(´∀`)」
というバカボン的な事が実際に起こっています。地球と逆ですね。
公転周期は225日で、243日という自転周期よりも短いというわけのわからない事になり、なんらかんらで金星の一日は約117日という状況になります。(この辺の説明は難しいです。)
金星には地球と同じように大気があり、96%が二酸化炭素で温室効果が非常に高く働き、地表の温度は昼夜問わず460度という高温となっています。
森林の世界的大規模な伐採などで樹木の中に蓄えられていた二酸化炭素が放出されたり、人間の活動によってもそれは起こっており、このまま対策なしに進んで行ってしまうと地球も温室効果により温暖化が促進されていきます。人間の科学力では取り戻せない地点まで間近に迫っていると言われています。
気圧は95気圧と高く地球の100倍程で、水深1000m程度の水圧に相当します。
ですので人間はぺちゃんこになってしいます。
占星術においての金星は、
「美しさ、美的感性、芸術、人間関係、愛情、社交性、魅力、喜び、緊張の和らぎ、情緒の安定、金銭」などを象徴します。
金星にはアフロディーテ大陸という最も大きな大陸があります。アフロディーテはギリシャ神話において、「愛、美、性」を司っている神です。
更にはイシュタル大陸という金星内で2番目に大きな大陸もあります。
イシュタルはメソポタミア神話に登場する女神で、「愛、美、豊穣、戦争」を司っています。
他にもラクシュミー大陸(ヒンドゥー教の女神、愛、富、豊穣、幸運)などがあり、共通する象徴を持った神々が大陸の名に冠せられています。
実際の惑星の金星の環境は人間にとっては生存が不可能な過酷なものであるのに対して、美や愛情、社交性や喜びを現すのは不思議なものだなと思います。古代の観測者にとって明け方や夕方に月に次いで明るく輝く金星の姿は、美しさや豊かさの象徴として捉えられたようです。
金星では硫酸の雨が降っているのですが、460度という高温のために地上に降り注ぐ前に蒸発してしまうという現象が起きています。
人体を腐食させたり、黒く焼け焦がしてしまう硫酸というものはある意味「愛」を表しているのかもしれません。身も心も溶けちゃうというか。
また、アフロディーテと軍神アレスの子供であるエロースの矢を受けると、神でさえ理性を失うほどに目に映った相手に恋焦がれてしまうというエピソードもあります。
(*`ω´ )🏹 J ╹◡╹)
金星がある星座の位置によって、人との関わり方であったり、恋愛に対する姿勢が知れたりします。ロマンスを感じさせる天体です。💘