アンビグラム描き始めて一年たったみたい。① 2023/10~2024/3
はじめに
はじめまして。かさかささぎです。どうやら私が初めてアンビグラムを描き、投稿してから1年が経過したようです。これを機に何か残しておきたい、振り返っておきたいと感じたので、noteと自分でおしゃべりすることにしました。始めてからの各月から2作品ずつくらいお気に入りを抜粋してコメントと一緒にふんわり焼き上げます。かなりグダグダ書くので興味がある方だけどうぞ。
①は2023年10月~2024年3月です。
2023年10月
私が初めて書いたアンビグラムです。この時は確かアイビスペイントを使って書いていたと思います。友人がアンビグラムを描いていたのを見て興味を持っていた私のもとに、たまたま流れてきたみんビグラム「安眠/起床」のpostがきっかけで初めてのアンビグラムを投稿しました。
なんか…ちょっと上手いな…。
続いて、酸化/還元の対応です。初めて描いた二字熟語二つの対応だったと思います。自身でリメイクも一度するくらいには好きなのですが、このバージョンも実は清書。(初はこっち)私がアンビグラムにはまる第一歩になった対応なのでとても思い出深いです。化/元が見つかってから、初心者なりに頑張って酸/還を対応させたのを覚えています。
2023年11月
再生紙のアンビグラムです。ここまで文字のデザインというか質感の方にこだわりを持ったのはこれが最初(で最後かもしれない)。対応からではなく、段ボールの絵を描きたかったからという理由で書き、想像以上のものができたのでうれしかったのを覚えています。再の可読性の維持がよくできていると思います。このあたりから私は回転重畳がすごい好きになりました。
畏敬の対応。デザインを工夫するというベクトルで対応をがんばることを覚え始めたようです。アンビグラム情報局での毎週お題に参加する形でできた作品ですが、当時の私は多分描かない。描く気が起きない。などと言っていました。その後、結局描いたし、なんならすごくお気に入りになったのですが。なんやねん。このアンビグラムが特別印象に残っているのは、憧れのΣさんから初めてお褒めの空リプをいただいたからだと思います。今でもスクショをたまに見返しているくらいですので……。
2023年12月
懐中時計のアンビグラム。12月のアンビグラムはちょっと伸びたのが何個か会って迷うが、これは個人的にも好きだし、友人にも気に入ってもらえたことから強く印象に残っている作品です。(あと、postのキャプションが好き。)字形としては、網頭の部分に袋処理が使われているところがチャームポイントであると当時の私は考えていたようです。今の私もいいと思います。このあたりの時期は振り返ってみてみるとこの色遣いが相当お気に入りだったようでこのカラーのアンビグラムを量産しています。単純だ。今でも大好きなこの青を、私は空の色でも海の色でもない青と勝手に呼んでいます。
poemのアンビグラム。自分でもこんなのよく見つけてきたなとつくづく感じる作品です。かなりお気に入りのアンビグラムで、普段からステッカーにして持ち歩いています。(場合によっては配っている。)このあたりから作っているソフトがprocreateになっているが、結構すぐに別のソフトに置き換わってしまう。(って書いたけど3月まで使ってたみたいです。ありゃ。)好きな人の言葉に「人の行動のそのすべてがpoemだよ。」があって個人的には言葉としてもかなり思い入れがある作品になっています。
2024年1月
自然対数の底eのアンビグラム。1月はあんまり書いていないので1つだけ。アンビグラム情報局の毎週お題で上がった「然」の時に作りました。数の左上の部分と然の左上の部分など各所の対応関係から、文字組も含めてかなり気持ちのいい対応をしていると思います。お気に入りであるため、リメイクをしようと試みるもうまく対応が組めずに何度か失敗しているという裏話があります。いい加減そろそろリメイクしたいです。悔しい。1月はかなり没が多かったので、若干元気がなくなっていたのもあり、お気に入りが一枚描けたことがすごい嬉しかったと覚えています。
2024年2月
弑逆のアンビグラム。2月もあまりアンビグラムを描いていないので1つだけ。アンビグラム情報局の毎週お題が「逆」であった時、私のお部屋に遊びに来てくれた友人に「逆が付く単語なんかないですか?」と聞いたら一発目にこれが返ってきました。なんでだ。その場で完成させることができるくらいに組みやすい単語であったため、即興アンビグラムで完成させました。逆の形をきれいにつかんだ字形が今見てもかなり面白い対応になっているように感じます。
2024年3月
神ってる!で描いたアンビグラム。アンビグラム情報局の毎週お題が「神」であったため書きました。今見てもすごくチャーミングな作字になっていると思います。大好き。筆の終わり際に点を打ってあったり、可読性とは直接的に関係ないデザインもシンプルながらに頑張った様子が残っていていいですね。当時はあまり印象に残らない作品だったが、見返してみると想像以上に出来が良くてお気に入りになってしまった一枚です。
標識のアンビグラム。自動車学校に通っているとき、予習のし過ぎで学科が暇になってしまったので授業中に案を練って描いていました。この作品に思い入れがある理由として、ベジェ曲線による作字を本格的に始める最初の1枚だからというものがあります。今見てみると線の太さとか、字画の安定感のなさとか気になるところがあり、ちょっと成長したのかな、って思ってみたりする。というか自動車学校の合宿中にソフト買ったのか。やるな。
おわりに
つたない作品の中にもいいなと思うものが残っていて、振り返ると少し元気になります。特にアンビグラム情報局の毎週お題には助けられ続けているのをこのnoteを書きながらひそかに実感しておりました。始めてすぐの6か月について、作品数は多いわけではないですが、振り返ってみると面白いものですね。2024年4月~はまたいずれ書きます。その時にまたお会いしましょう。