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#メンタルエッセイ143

どいて

若い時、意地悪な人と出会いました。
地下鉄から外へ出るドアに立っていた方、私が左によけると、その人も左にくる。

スーパーとか、狭い道でお互い同じ方向へ動いて思わずクスッと笑うことってありますよね。

私が遭遇した人はそれはそれはしつこく、これは「変質者か?」
そんなに殴られたいか、もう、2分近く戦っている。

人通りがなく不安になってきた。違う出口に移動した。

なんと、また立っている。
「どうしよう」と考えていると後ろから来た紳士が「失礼」と言って出ていった。

あの紳士は抵抗なく出ていった。「なぜた?」よくみると自動ドアが外の暗さで鏡のようになっていました。
つまり、自分と戦っていました。

コンタクトレンズをつけるようになってから、私は天から新しい光をもらったような気がしました。

そして私のように困った人がいたら助けたいと友人と飲みながら「ガハハ」と笑って酔っていました。

トイレへ行くと「ウ~ン セ~ノ」声が聞こえました。

具合でも悪いのかなぁ、思いきって声をかけました。

「助けて、パンツが上がらないの」私も酔っていたので「手伝うからドア開けて」二人力を合わせパンツを上げました。

酔っていた二人は抱き合って喜びました。

昔流行ったスリムのデニムパンツ。

彼女は何もなかったように、彼の待つテーブルへ戻って行きました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。



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