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#37 毎日がファッションショー

 大学に入学して早3年。入学式とほぼ同時期に流行し出したコロナウイルスの影響で、大学生活というものを殆ど経験せずに大学3年生になってしまった。アルバイトに殆どの時間を費やし、そこで稼いだお金は服をはじめ友人とのお酒やご飯に消えていく。「これが正しい大学生のお金の使い方なのだ」と毎日自分に言い聞かせては底を突きそうな貯金を見てまた遊びに行くのだからなんて馬鹿なのだろう。そんなこんなで親には少し申し訳なく思っているが、大金と引き換えに東京という大都会で生活させてもらっている事で影響を受ける事は大学の講義に匹敵するぐらい、もしくはそれ以上に素晴らしい事が多い。
 
 今回書きたいのは今年から対面授業になった事によってファッションっていいなと改めて実感する事が多いという事。どんな服を着て行こうかと迷える事が今までの人生でほぼ無かったから毎日がとても楽しい。自慢出来るような服の数もないし、高い服も靴も無いけれど毎日服を選び自分だけの拘りやお気に入りのTシャツで出掛ける事がこんなに1日のスタートをhappyにしてくれるのだと初めて気付いた。やっぱりファッションは素晴らしい。
 
 大学はもちろん私服登校で、沢山のファッション、個性で溢れている。特別ファッションに特化した大学では無いが服が好きそうな人は多い印象。あの人の着ているTシャツいいなとか、あの靴はあそこのブランドだな、みたいな服の観察が毎日とても面白い。他の学校もこんな感じなのかは分からないが。個人的には個性強めなTシャツが好きだから目に入る人のTシャツは殆ど見ているが、僕が大好きな企業Tを着ている人は見かけない。そろそろ買う予定でいるから誰も買わないといいのだけれど。

 大学に通い始めて約1か月。毎日がとても楽しい。色々な人の話を聞けるし何より沢山の服を見れることが凄くいい。自分の中にある価値観が少し広がっている気がするから。あんなコンバースの履き方あるの?とか今まであまり外に出なかったから自分の興味のあるファッションしか見てこなかったが、僕の知らないファッションが大学には沢山溢れているしみんなカッコいい可愛いを服で体現している感じが凄くいいと思う。これからの夏はハーフパンツを履く人がどれだけいるか楽しみに人間観察していこうと思う。

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