vol.4 nanoloopインスツルメント画面の使い方 (1)基本操作編
今回はnanoloopのインスツルメント画面の概要と基本操作の紹介。
どのアイコンで何するの?を説明します。
インスツルメント画面の使い方
インスツルメント画面はnanoloopで鳴らす音色を作り込む画面。
詳細な音の作り方(パラメータレシピ)は別の記事にまとめるので、とりあえず今回は各アイコンの役割と操作方法を紹介します。
①基本音色
マークをタップして基本音色を次の4つから選びます。
・横長四角アイコン
… サイン波(短波) : ピー、ピッ
・シャクトリムシみたいなアイコン
… スクエア波(正弦波) : コー、コッ
・※ … ノイズ : ザー、サー
・Tを横向きにしたアイコン …サンプラー
サイン波はいわゆる聴力検査の時のピー音。
スクエア波はファミコンぽい音。
ノイズはテレビやラジオの砂嵐とか雨音みたいなやつ。
サンプラーはwavファイルの読み込み、またはアプリ起動中に直接録音した音を楽器として使えます。
②LFOシェイプ・③LFOターゲット
nanoloopは基本音色にLFOをかけられます。
LFOてのは簡単に言うと、シンセの基本音色のある要素を変調させて、音のニュアンスを変える装置みたいなやつ。(合ってる?)
②のシェイプは「\」、「/」、「〜」の3つから選択。
③のターゲットは「♪(ピッチ)」、その他2つのパラメータ(サイン波とスクエア波、ノイズでアイコン変わる)から選択。
この2つをうまいこと調整して、いろんな音色を作れます。
詳細は別回でまとめます。(まとめられるかしら…?笑)
④(たぶん)音の重ねる数
ここは正直自信ないんだけど、今まで使った限り「おそらくこうだろう」を書いておきます。
何も情報が無いよりはマシなはず…。
ステップシーケンサに入力した音を何個まで重ねるか、の設定です。(たぶん…)
ステップシーケンサで音を連続して入力した時、特にロングトーンだと前の音が鳴り終わる前に次の音が鳴るタイミングが来る時があります。
その時、それまで鳴ってた音を止めるかどうか、を決める設定です。(たぶんね…)
「一」、「二」、「三」の横棒の数だけ音を重ねられます。
次の動画はロングトーンでド、ミ、ソを順番に鳴らして、このアイコンを変えた時、鳴り方の違いがわかる動画。
「一」の時は、ド、ミ、ソが重なって鳴る事はありません。
「ニ」にするとド、ミまでは重なるけど、次のソが鳴るとドは消えます。
で、次のドが鳴ると前のソは残るけど、さらに前のミは消える。
2つまでしか音が重ならない。
「三」にするとドミソの3つとも音が重なる
ただこれは、基本音色にサイン波かスクエア波を設定した時の話。
ノイズを選んだ時もこのアイコンはありますが、どうも違うっぽい。
ノイズの時は音の質自体が変わります。
こんな感じ。
ちなみにサンプラーを選ぶと、このアイコンは無くなります。
て事で、完全に理解できてはいませんが、こんな感じでしょう。
詳しい人いたら逆に教えてください。
⑤モノラル・ステレオ切り替え
タップすると、インスツルメントをモノラルで鳴らすかステレオで鳴らすかを切り替えられます。
アイコンの意味は次の通り。
「|」…モノラル
「||」…ステレオ
⑥インスツルメント波形表示とパラメータ
ここがこの画面のメインと言っても過言ではありませんが、ボリューム的に全部説明しきれません。
とりあえず使える程度に、最低限の説明だけしときます。
詳しくは別回でまとめます。
アイコンをタップしながら上下させるか、グレーのバーを上下にスライドさせて値を変えます。
各アイコンの説明はこんな感じ。
▷(volume) : 音量
/ (attack) : 最大音量までの到達時間を調整
値が大きいほどゆっくりクレッシェンド
\ (decay) : 最大音量から音が消えるまでの時間を調整
値が大きいほどずっと鳴ってる
それより右側 : LFOシェイプとかその他いろいろ
別回でまとめます
attackとdecayはenvelopeと言って、基本音色の質感はそのままに、音量をどうやって変化させるかを決めるパラメータ。
とりあえずこれだけでもかなり雰囲気は変えられます。
一般的なシンセではこの二つの他に、sustainとreleaseがあったりしますが、nanoloopにはありません。
その他のパラメータは別回でまとめますが、まぁいろいろ触って聞いてを繰り返した方が早いような気もします。
ファイト。
⑦チャンネル
これは説明不要だと思いますが、一応…。
タップしてインスツルメントを調整したいchを選びます。
逆に言うと、「アルファベットをタップしてオレンジ色になったchのインスツルメントをいじってるんだよ」て事です。
ちなみに、nanoloopは1チャンネルにそれぞれ音色を割り当てるわけですが、バンクモードってのを使うと、1チャンネルあたり4つまで割り当てられます。
が、バンクモードについては専用の回でまとめます。
おわりに
て事で、インスツルメント画面のざっくり説明でした。
LFOの詳しい使い方やサンプラーの使い方などは、それぞれに専用の回を作ります。
ほいじゃまたー。