【HOS期】進化ヴァンパイア解説【初心者向け】
はじめに
本当にご無沙汰しております。カサイシオミです。
HOS環境が始まって2週間が経過し、グランプリも始まりました。
筆者としては、今期はかなり難しい環境だな、と思います。
というのも、tier1が難しいデッキが多く、かつどのデッキも不利対面が存在し、初心者でもこれを握っておけばOK!というデッキが無いためです。
機械ネクロと並んで大流行している狂乱ヴァンパイアも、相手のデッキへの理解や、先後や手札によって立ち回りを変える必要があり、初心者の方には中々厳しい物があります。
というわけで、今回はtier1ではないですが、扱いやすく、かつランクマッチ環境では有効な進化ヴァンパイアを紹介します!
グランプリ5勝したデッキなので、ちゃんと勝てるデッキなのは間違い無いです!
進化ヴァンパイアの特徴
長所
・プレイングが分かりやすい
→基本的にはどの対面が相手でも、プレイングの方針が同じで、かつ盤面で戦う分かりやすいデッキです。リーサル計算も丸暗記でOK!
・ランクマッチでの立ち位置が良い
→ランクマッチに多い狂乱ヴァンパイアに微有利で、立ち位置が良いです。
ちなみに相手が上手いと普通に負けます。
短所
・対策が簡単
→守護やダメージカットに非常に弱いデッキで、対策が簡単です。
また、動きも単純なので読まれやすいです。
・狂乱の方が強い
→身も蓋も無いですが狂乱の方が強いです。
勝ちにこだわる方は狂乱を使った方が良いと思います。
デッキ構築
2024/4/8現在、筆者が使用している構築は以下の通りです。
以下、採用カードについて解説します。
確定枠
筆者の考える確定枠は以下の通りです。
大体この36枚は固定になるのかな、と思います。
以下、各カードの解説になります。
アイアロンルイン
1コストで機械フォロワーをサーチしつつ、ラスワでリカバリーを手札に加えます。
単純にメタリックバットサーチ&リカバリー確保が強い他、1コストで手札が増えるカードなので、リソースが切れにくくなります。
メタリックバット
1/1/1で自動進化持ちのフォロワーです。
「リーダーが回復した時」なので、リカバリーや博愛の雫の他、ガデルやアスシオでも進化します。
思い出の一輪
1コストで回復とドローを行えます。
序盤しか強くない、オケアノスやリカバリーでも回復できる、ドローや回復を即時に行うことができず、やや使いにくい。
……などの理由で2枚採用。
ブルーミングダンサー
2コストで自動進化できます。
ドローできるのも偉い!
不定の輝き・オケアノス
2コストで自動進化でき、2種のトークンからチョイスして手札に加えます。
序盤はメタリックバット進化用の博愛の雫。
中盤以降や、既に回復カードが引けている場合は流れ行く慈悲。
……といったイメージ。
どちらも使い道があるのでよく考えることが大事です。
ラヴェナスキング・ガデル
自分のフォロワーを破壊する必要がありますが、2コストで2ドローしながら自動進化できる上、ドレインまで持っています。
バロン・グレートフィール
3コストで2進化を稼げる他、単純に序盤のテンポ的にも強いです。
5進化していると自動進化できますが、5進化以降はモノOTKが狙えますので、5進化達成前の進化稼ぎで使うことの方が多いです。
宵闇の狩人・リアン&アルフィ
非常に使い道が多いフォロワーです。
・2コストの自動進化
・融合変身し、1コストの守護フォロワー
・ロイヤル対面の序盤の守り
・融合して手札調整
など、何かと便利な1枚。
メディカルデビル
無料進化持ちのフォロワーで、進化時効果で相手ターン終了時にプロダクトマシーンが出るようになります。
また、3進化達成でドレインを持つので、耐久性能も高めです。
真紅の挑戦者・モノ
10進化達成で進化後フォロワーを全て疾走させることができます。
進化後モノの攻撃時に10進化していればいいので、真紅の解放の自動進化と合わせれば実質5~6進化くらいで発動できます。
熱烈なる語らい
2コストでランダム3点を飛ばしつつ機械フォロワーをサーチします。
後半は打点としても使えます。
ツインシスター・アスカ&シオリ
一見後攻用カードですが、このデッキは先攻4ターン目まで暇を潰す必要があるため、3~4Tでとりあえず投げても強いです。
転輪の魔神
進化5回達成で直接召喚されます。
モノOTKの重要な打点カードです。
……でもやたら素引きしやすいんだよね。
自由枠
筆者が考える自由枠は以下の通りです。
大体これらのカードが採用されていると思います。
リベレイトヴァンパイア
転輪の魔神を返却できるカードです。
U10効果発動を狙うことは少ないので、あくまで最低限のテンポを取りながら魔神を返却するためのカード、と言う感じ。
バリューが高くない上、そもそも魔神が消えることがあるので不採用。
真相究明
相手の守護はこれで解決!
……ですが2コストが結構重いのがネックです。
双天の恩寵
序盤のテンポ的には優秀なのですが、中盤以降は非常に弱い上、これを入れてまで序盤のテンポを取る価値があまり高くないため不採用です。
また、リーサルターンにアマテラスが出てくるとOTKが決まらなくなるため、プレミを誘発してしまうのも使いにくいポイントです。
ブラッディセッション
2コストでAoEと回復を両立できますが、2コストが非常に重いです。
真相究明との違いは「能力を失う」ではなく「ダメージを与える」という点ですが、頑強のマンマル1号を除去できないため、真相究明の方が評価が高いです。
希望の断片・キリエ
進化権を要求していますが、実質1コストでフォロワー2枚サーチ。
特に先攻で輝くカードです。
颶風の天槍・グリームニル
進化込みで4点、7進化を達成で7点を飛ばせるカードですが、4コストが非常に重いです。
先4で投げる分には非常に強力ですが、それ以外が弱すぎるため不採用。
ツインシスター・アスカ&シオリ/転輪の魔神/約束の一輪
3枚目はお好みで。
マリガン解説
このデッキでは、以下のカードをキープします。
共通:
アイアロンルイン(何枚でも)
約束の一輪(1枚まで)
メタリックバット(2枚まで)
不定の輝き・オケアノス(1枚まで)
バロン・グレートフィール(1枚まで)
宵闇の狩人・リアン&アルフィ(メタリックバットとセットなら1枚まで)
ツインシスター・アスカ&シオリ(先攻:1枚まで、後攻:2枚まで)
メディカルデビル(先攻:余裕があれば、後攻:1枚まで)
対ロイヤル、ヴァンパイア、ネクロ、ネメシス:
熱烈なる語らい(1枚まで)
宵闇の狩人・リアン&アルフィ(1枚まで)
序盤の動きを積極的にキープというイメージです。
メタリックバットは強力ですが、1試合中に必要なのは2枚までなので3枚目は返却します。
熱烈なる語らいは序盤の横並べ対策に持ちましょう。
なお、メタリックバット全力マリガンはあまりオススメしません。
メタリックバットは回復カードとセットで初めて機能するカードなので、回復カードを引けなければ意味がありません。
また、転輪の魔神の素引きが致命傷に繋がる恐れがあるので、ソフトマリガンを心掛けた方が良いです。
プレイング解説
基本の勝ち筋
このデッキの勝ち筋は以下の3つです。
①モノでOTK
②バロン、ブルーミングダンサー、リアンなどで序盤に凶悪盤面の押し付け
③融合リアンや転輪の魔神で詰ませる
基本的には①を狙います。
序盤の動き
このデッキは進化可能ターンからが本番で、言わば序盤は暇潰しです。
序盤で特に狙いたいのはメタリックバットの自動進化。
特に先攻では、進化可能ターン前に何回進化を稼げているかが重要になります。
メタリックバットのみならず、リアン&アルフィやブルーミングダンサーの進化もできるなら狙っていきましょう。
なお、進化稼ぎカードであるオケアノスやバロンは、実は序盤に使っても強いです。
オケアノスは2/2/2で最低限のテンポを取りながら回復カードを手札に加えられますし、バロンは盤面制圧能力が高いです。
2Tにメタリックバット進化ができない時は、オケアノスやバロンを出していきたいです。
進化稼ぎにこだわらず、序盤から積極的に使っていきましょう!
中盤の動き
進化可能ターンからは、自動進化カードを駆使して進化回数を稼いでいきます。
この時に意識したいのは、残りEPと盤面の強さです。
モノOTKに必要になるEPと、アスシオ起動を考えて、EPはなるべく温存できるようにしましょう。
無料進化&自動進化だけで進化を稼ぐのが理想です。
また、盤面の強さも意識する必要があります。
このデッキは守護に非常に弱いため、強力な盤面を押し付け、大型守護を無傷で残せないように立ち回ると良いです。
終盤の動き
6PP:(メディカルデビル進化済み。進化回数5回達成済み。)
転輪の魔神進化+モノ+プロダクトマシーン+プロダクトマシーン+真紅の解放=22点
上記の6PPでのOTKパターンが基本となります。
7PP以上使える場合は、これに熱烈なる語らいや真相究明を組み合わせてリーサルを狙いにいきます。
対面ごとの相性
アイリスラティカエルフ:不利
リリィを出されるとリーサルが取れないので、相手が持ってないことをお祈りする対面です。
序盤から盤面を押し付けて体力を削っておけばワンチャンあるかも
連携ロイヤル:互角?
あまり当たらないですが多分互角。
相手の序盤の横並べはリアン&アルフィで対応しましょう。
自然ロイヤル:互角?
こちらも序盤のリアン&アルフィが有効な対面。
連携ロイヤルと比べるとアグロ寄りであるため、しっかりと回復する意識が大切。
スペルウィッチ:不利
エイルのバリアとローズパレスメイジが非常に重いです。
相手の盤面処理能力も高めなので、こちらの動きを完封されます。
自然ドラゴン:有利
相手のリーサルターンが遅いため、真相究明や熱烈なる語らいが撃てる8PP以降まで遅延できます。
暴威の克服で1T遅延されますが、それでも有利な印象。
ランプドラゴン:微有利
相手のリーサルターンが遅いため、真相究明や熱烈なる語らいが撃てる8PP以降まで遅延できます。
苦悶の飢餓竜以外でこちらのリーサルを防げないため、真相究明さえ引ければ大体勝てます。
ネクロマンスネクロ:互角?
融合リアン&アルフィ進化がかなり有効です。
リアン設置さえ間に合えば大体勝てる印象。
機械ネクロ:無理
勝てないです。
守られた幸福のバリアや、多数の守護がとにかく重く、こちらのリーサルが通りません。
相手の事故やミスが無いと無理です。
狂乱ヴァンパイア:微有利
融合リアン&アルフィ進化がかなり有効で、狂乱側は綺麗に処理をする手段が魔獅子進化しかありませんし、相撃ちにできます。
それに加えて、豊富な回復で相手の分割リーサルを防げるので、やや有利な印象です。
進化ヴァンパイア:後攻ゲー
後攻が明確に有利です。(この対面は後攻が先に動けるため)
融合リアン&アルフィが非常に重く、真相究明以外では、転輪の魔神を使わなければ突破しにくいため、相手のOTKに合わせてリアン設置で遅延しましょう。
アミュレットビショップ:微不利
相手の守護が重いですが、相手のリーサルもやや遅めのため、先攻であれば真相究明が間に合うことも多いです。
幸いバリアは無いので真相究明次第。
ライナビショップ:ドミニオンと真相究明次第
基本的には有利……なはずですが、アフェクションドミニオンによる体力上限アップが絡んだり、真相究明が欠損したりすると急に不利になります。
勝ち越してはいるので、有利だとは思いますが、結構運が絡む対面です。
幸い相手のリーサルターンは遅めのため、回復でごまかしながらパーツが揃うまで耐えましょう。
AFネメシス:微有利?
あまり当たらないですが、ほぼ負けないので基本的には有利だと思います。
相手のアギル進化ターンに合わせて盤面を展開し、強引にアギルを置いてきた後にカウンターできるようにしましょう。
おわりに
進化ヴァンパイアの紹介でした!
使い方が分かりやすく、初心者の方でも扱えるデッキだと思います。
ガンガン進化を稼ぐのは演出的にも派手で面白く、楽しく盛れるデッキです!
ぜひ使ってみてください!
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