
石穿の囲碁問題 実践編2
今回は相手の陣地に"アジ"を付ける紹介です。どちらかと言うと置き碁で白を持つ時に重宝します。"アジ"は攻撃手段を残すイメージです。
今回のテーマ図【白番】

白36で左上下の黒を分断することができました。黒は補強も兼ねて黒37にコスミツケし黒39オサエまで進行しました。白40はAorBどちらに打ちますか?
白Aでアタリを利かしたいかもしれませんが…
失敗 アジが消える
白40でAに打つと左上の黒の陣地が決まり、言い換えると白から攻める手段がなくなります。囲碁の用語で"アジ"が消えると言い回しますが、今回のように劣勢側は選びにくい手です。

正解 アジを残す
実戦では白40でBと打ちました。失敗図より黒の陣地が広く見えますが、白Yのツケ、白Zのノゾキなど"アジ"を残すことができました。

まだまだ白が劣勢ですが、左上に"アジ"が残ったため白から黒を攻めてポイントを稼ぎたい所です。
次回
実戦の黒は少しでも"アジ"を消すため左上をハネツギしましたが、まだ白Zのノゾキが残っています。少し手順があやふやですが、黒47まで進みました。

場面は相変わらず黒が圧倒的にリードしていますが、次の白48はどこに打ちますか?様子見のつもりで打ちましたが、実戦では自分なりに良い場所に打てました。

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