石穿の囲碁問題 効率よく守る
今回は効率のよい守り方を紹介します。相手にキリを打たれないようにどうすれば良いか考えてみましょう!
テーマ図
互先で私が白番です。黒41で白△のどこかが切断されそうです。
白42でどう打てば黒のキリを効率よく守ることができるでしょうか?
失敗
テーマ図で黒からAorBが見合いの形のため、白は直線的な守備を打つと黒から攻撃されてしまい切断されます。
白42(テーマ図A)を守ると黒43(同B)に打たれ白は苦しくなります。
黒49まで進むと今度は黒からCorDの見合いの形となりテーマ図より状況が悪化してしまいます。
守り方1 タケフで守る
守り方の一例として白42のタケフに打つ手があり白×は繋がります。
この後の黒F、白G、黒Hと進行しキリを打たれてもシチョウが成立しているため白は黒Hを取れるので安心です。ただし黒43のようにシチョウアタリの位置に黒石が打たれると黒Hのキリが成立し乱戦になる点は注意が必要です。
守り方2 効率よく守る
実戦は簡明に守るため白42に打ちました。
黒Aに対し白a、黒Bに対し白bに打った時に白42が両方をカケツギ(守り方の1つで相手にキリを打たれない形)で守れている形です。1手で2カ所同時に守れているので効率が良いと思います。
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