
置き碁でGO!
安直なタイトルですが、置き碁の考え方を紹介していきます。
置き碁とは
置き碁とは囲碁で実力差がある場合のハンデ戦です。下手の人が上手の人との実力差に応じて予め碁盤に黒石を置いた状態で試合を始めます。

例として実力差が7離れている場合は上図のように7つ黒石を置いた状態で始めます(置き碁は上手が白を持つというルールがあります)。
テーマ:攻める方向【黒番】
私の実戦より今回のテーマ図です。右下で争いが起きて黒番です。白×と白△のどちらかを攻めたい場面ですがどちらを狙いますか?白×なら黒A、白△なら黒Bで選んでください!

攻める方向を考える問題ですが、序盤は基本的に石の数=強さ(攻めてもポイントが少ない)になります。白×は5つ、白△は4つなので黒からポイントを稼ぎやすいのは白△になります。
黒A
黒Aの黒28が実戦になります。白×を攻めましたが、白は白△の方を補強しました。

この対局は黒が部活の後輩で白が私です。最初は13子局から始めましたが徐々に置石を減らし7子までになりました。白39に対し黒40としっかり守ったり、白41で白が欲張った所に黒42と急所に打ったり成長が著しいです。
黒B
試合後の検討でアドバイスしましたが黒Bから攻めた方が、分かりやすい試合展開になったと思います。実戦は白39のキリが決まってしまいましたが、下図のように黒Bから攻めれば左下は黒石の数が増え陣地になりやすくなります。

進行の一例を挙げると白37まで進ませ黒38で右上の白□を攻める展開が理想です。黒38は左下の陣地を守る黒C、黒Dやテーマ図の白×を攻める黒Eも有力です。右下の黒石が切断されそうですが、黒Fに回れば白から攻められません。
黒34が甘い!コウにするべし!と思われる方もいらっしゃるでしょうが、19路盤デビューした方や置石を減らしたい!と思われているの参考になれば幸いです。

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