【囲碁】実戦手筋
今回は実戦での手筋を久々の有料記事で紹介します。囲碁で少し難しい手筋に挑戦したい方やnote公式から支給された200Pがまだ手元にある方は是非購入していただければ幸いです。
問題
この局は先(6.5目のコミが無い)で、黒の方に上手く打たれ白×が攻められる苦しい展開。黒111に封鎖してきて白は万事休す…に見えますが、この局面から白は3手で黒を投了に追い込むことができました。
白112から一連の手筋を考えてみましょう!
正解
正解は白112のハネから動き出します。
シボリからの攻め合い
黒113とキリを打ってきたら白116まで黒3つをアタリにします。
このように自分の石をわざと相手に取らせダメを詰めて再度自分が相手の石をアタリにする手筋を「シボリ」と呼びます。
白18まで進むと上辺で大規模な攻め合いとなります。
黒のダメ(〇)は4つ、白のダメ(△)は6つあるためこの攻め合いは白が勝ちます。
実戦
黒113でAと打てないため妥協して実戦のように打ってきました。黒は白114でAに守ると読んだようです。
今度の攻め合いは黒が良い
仮に白114でAと守った場合も攻め合いになります。白18とホウリコミを打って黒のダメを詰めるのが手筋ですが…
黒のダメ(〇)は3つ、白のダメ(△)は2つなので、この図の攻め合いは黒が勝てるので実戦の黒113に打たれたようです。黒は形を崩されましたが攻め合いの進行なら勝てるため耐えているように見えます。
ダメ詰まりを活かして
黒の思惑を粉砕したのが実戦の白114です。黒はダメが詰まっているため黒Aに打つことができないため、上辺の黒7つが白に取られてしまいました。
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