週刊碁の思い出
週刊碁の思い出
囲碁ファンなら誰でも手に取ったことがある週刊碁が8/28で最終号を迎えました。
今みたいにネットが普及してない時代は、棋戦結果・囲碁界の最新情報は週刊碁で入手していたので、思い出もたくさんあります。
今まで本当にありがとうございました。
大学の部活
私が所属していた大学囲碁部でも週刊碁を定期購読していました。
1人で部室にいたり対局待ちの時は、取り敢えず週刊碁の棋譜を並べて趙治勲先生の「お悩み天国」を読むのが習慣でした。
部室の片隅には週刊碁が積み重なり、そろそろ捨てるか~と部員と話して結局捨てない!というだらしない学生あるあるを覚えています。
社会人
学生時代はタイトル戦に無頓着で、また井山先生が勝ったのか…くらいにしか気にかけていませんでした。
今みたいにタイトル戦が動画サイトで生中継されないので注目度が低く、そのため週刊碁を買う習慣もありません。
転機となったのは2018年の【第43期名人戦】です。
この時期はまだ井山先生1強時代で、2度目の七冠を達成するなど無双状態でした。
誰か井山先生の牙城崩さないかなと思っていた矢先、名人戦の挑戦者が子供の時から知っていた張栩先生に決まりました。
許先生に十段を奪取されたとはいえ、まだ六冠を堅持していた井山先生に対し張栩先生がどれだけ肉薄するか気になり、名人戦が始まる段階から週刊碁を買い始めたのがキッカケです。
役割を終えて
その後スマホに変えたりタイトル戦を動画サイトで視聴するようになり情報をリアルタイムで入手できるようになったため、いつしか週刊碁を買わない日々になりました。
囲碁の競技人口が減り、メディアの変化に伴い紙媒体の週刊碁が持つ役割が終わったのは事実かもしれません。
これからはネットサービス事業に経営資源をシフトする旨が記載されているので、どのような普及活動を団体が行っていくか注目したいです。
まずは趙治勲先生の「お悩み天国」傑作編を電子で出版して欲しいです!