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【囲碁】久々の実戦紹介!金毛流その2

囲碁の実戦紹介になります。金毛流を試した1局目の続きです。

テーマ図3

互先(ノーハンデ)私が黒番です。白56に打たれて困ってしまいました。

白56への対応は?

参考図a:黒の勝手ヨミ

黒57とツケを打ちましたが、黒の良くなる展開が見つかりませんでした。
参考図aは黒の勝手ヨミですが、白62はもっと得をする打ち方があります。

白62はアタリを打つ方向が逆です。

参考図b:逃げてはいけない

参考図aと異なり白62の左からアタリを打てば、白は形を整えつつ上辺の黒を割いて黒の陣地を大きく縮小できます。仮に黒65まで逃げてしまうと白66で黒4つと黒×が両アタリになってしまいます。

黒は逃げても得しません
やはり実戦の黒55は白56の場所に守るべきでした

テーマ図4

実戦は黒63まで上辺の黒を連絡させました。ここから白が正しく打たれていれば流れは白に傾きました。

白64はどう打ちますか?

参考図

この形は置き碁で度々出てくる形です。白64と打ち△のコウ争いをするのがオススメです。局面的にコウ材は白が多いため白が仕掛けやすいです。

白64が強烈。白66などコウ材は白が多い。

黒65でアタリを守ってもまだ白66と黒を追求する手段が残るので白に楽しみな局面です。

すぐに打たないかもしれませんがヨセに入れば白66が大きな場所です。

実戦図

実戦の白は白64で右辺を補強し白66で左上に回りました。黒67とポン抜きましたが白68も大場で一気に差を詰められてしまいました。

実戦図
この時点で五分五分くらいの局面です

その後の展開

黒101に回り中央を黒の陣地にまとめて何とか逃げ切ることができました。

その後の展開

(6六など白から突かれたら薄いのですが)ヨセで大分得をして逃げ切ることができました。金毛流は成功してリードすることができましたが、その先の打ち方に課題を残す局となりました。

金毛流は女流棋戦でも登場したのでもっと研究したいです


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