【囲碁】名人リーグの若返り
11日は名人戦最終予選の決勝が2枠ありました。名人戦リーグは9人で行われリーグ優勝者が名人と7番勝負を行います。今年は一力棋聖がリーグ優勝して芝野名人との7番勝負を制して新名人となりました。挑戦者争いに目が行きがちですが、下位4人がリーグ陥落するという非常に厳しいリーグ戦でもあります。最終予選は新しくリーグ入りする4枠を決めるトーナメントです。
若手VSベテラン
本日行われた決勝は2局あり、勝者が来期のリーグ入りとなります。不躾ながら()内は年齢です。
・福岡航太朗七段(18)vs張栩九段(44)
・広瀬優一七段(23)vs依田紀基九段(58)
太字が勝者なので若手がベテランを押しのけてリーグ入りした結果となりました。個人的には張栩九段のファンなので、リーグ復帰を応援していましたが…来期や別の棋戦でのご活躍を祈念しています。
名人リーグの若返り
私が観る碁を初めた時は令和の三羽烏(一力先生、芝野虎丸先生、許家元先生)がリーグ入りして平成四天王(張栩先生、山下先生、高尾先生、羽根先生)達と絶対王者である井山名人への挑戦権を賭けて争っていました。
そこから令和の三羽烏が台頭し井山先生からタイトルを奪ったり、今年の名人戦のように令和の三羽烏同士でタイトル戦を繰り広げるようなっています。一方、平成四天王はひとり、また一人とリーグ陥落して来期は山下九段のみ在籍となりました。こうして見ると大分若返ったと思いますが少し寂しい気持ちもありますね。
早くも来期の挑戦者争いが楽しみ
来期のリーグ戦は初リーグ入りした福岡先生や広瀬先生のようなフレッシュな若手と実力のある芝野虎丸先生・許家元先生・余正麒先生そして井山先生がしのぎを削るので、誰が挑戦者争いになるか楽しみです。
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