十二獣の取扱説明書
遊戯王の代表的なエクシーズテーマといえば【十二獣】です。今日はマスターデュエルで明日から行われるエクシーズフェスティバルで活躍するであろう【十二獣】について整理していきます。
十二獣の特徴
十二獣は干支をモチーフとした12種類の獣戦士で構成されるエクシーズテーマです。レベル4が6種、ランク4が6種に分かれています。
最大の特徴が、十二獣エクシーズの効果外テキストにより、他の「十二獣」が存在すれば重ねてエクシーズ召喚できます。同じレベルのモンスターが2体以上必要という原則を壊し、発売当時はOCGの環境で暴れました。
十二獣のエース2体
【十二獣】のエースはエクシーズモンスターの「十二獣ドランシア」と「十二獣ワイルドボウ」の2体です。前者は毎ターン表側表示のフリーチェーン。後者は効果で直接攻撃が可能です。【十二獣】はレベル4の十二獣を召喚するだけでエクシーズ素材を複数持つことが出来ます。
十二獣と天霆號アーゼウス
具体的な使用方法を見ていきます。
画像では「十二獣ラム」を通常召喚→「十二獣タイグリス」→「十二獣ライカ」→「十二獣ワイルドボウ」の順でエクシーズ召喚し、「十二獣ワイルドボウ」の効果で直接攻撃します。
そしてメインフェイズ2に「十二獣ワイルドボウ」に重ねて「天霆號アーゼウス」をエクシーズ召喚して任意のタイミングで全体除去を行います。「十二獣ワイルドボウ」はエクシーズ素材にレベル4の十二獣を持たないと攻撃力0ですが、その状態でも直接攻撃は可能です。戦闘ダメージを与えなくても戦闘を行った事実があれば「天霆號アーゼウス」をエクシーズ召喚できます。アーゼウスについてはこちらにまとめてあります。
十二獣の注意点
①原始生命態ニビルに注意
原始生命態ニビル
効果モンスター
星11/光属性/岩石族/攻3000/守 600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズに発動できる
自分・相手フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)
1体を特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の
攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。この効果は相手ターンでも発動できる。
4つ素材を持った「天霆號アーゼウス」をエクシーズ召喚するためには5回の召喚・特殊召喚を行う必要があるので、「原始生命態ニビル」の発動条件を満たしてしまいます。対策として手札から十二獣のエクシーズ素材にできる「十二獣ヴァイパー」を使用するかエクシーズ素材3つの「十二獣ドランシア」を出すのも手です(毎ターンのフリーチェーン破壊も魅力的です)。
②OCGのレギュレーションと異なる(2022.2.16時点)
【十二獣】はマスターデュエルとOCGでレギュレーションが大幅に異なるので注意が必要です。
・「十二獣ブルホーン」は双方で禁止。
・「十二獣モルモラット」と「十二獣の会局」はマスターデュエルでは禁止ですがOCGでは制限。
・今回紹介した「十二獣ドランシア」はマスターデュエルで制限ですが、OCGでは禁止カードに指定されています。
同一テーマで複数の禁止カードが指定されている辺り、強力なテーマであることが分かります。今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。