見出し画像

【囲碁】2022年の本因坊戦を振り返る

いよいよ5/18(木)から2日制最後である第78期本因坊戦が開幕します。
この記事では2022年に行われた第77期本因坊戦を振り返ってみます。

1局目から歴史的名局でした

対戦カードは今年と一緒で一力棋聖が井山本因坊に挑みました。
一力先生はこの年の棋聖戦でフルセットの末に井山先生から棋聖を奪取したので、本因坊も続けて奪取するか井山先生が踏ん張るか注目でした。
1局目から歴代最長記録でとなる357手の激闘で始まり、井山先生が最小僅差で逃げ切りました。

終わってみれば井山先生の4連勝で防衛

このシリーズは井山先生が4連勝で防衛に成功しました。
ただ1局目に一力先生が勝利していればまったく違う結果になったと思うので、本当に紙一重の第1局だったと思います。

囲碁界が勝利したシリーズに

WBCで日本にサヨナラ負けを喫っしたメキシコ監督の「今夜は野球界が勝利した」というコメントが印象に残っています。

2日制の本因坊戦は今期が最後で、来期から大幅に縮小されます。
この本因坊戦が未来の囲碁界にどれだけ爪痕を残せるかが、競技人口増加に向けた鍵になります。
タイトルの行方は分かりませんが、後に振り返った際に「囲碁界が勝利したシリーズだった」と誰もが思えるタイトル戦になって欲しいです。

サポートありがとうございます。微力ながら囲碁の普及に貢献したいと考えています。サポートは棋書や囲碁の遠征に使用させて頂きます。他にも囲碁の記事を投稿しているので、読んで頂けると嬉しいです。