石穿の囲碁問題 NO.23
隅の死活を徐々に難易度を上げて紹介していますが、NO.22でアタリになっても無暗に守る必要は無いと書きました。さて今回のNO.23はかなり混乱する問題となっています。
☆☆★:初心者向け、☆★★:初級者向け、★★★:中級者向け以上。
かなりざっくりした目安なので、年明けまで続いていたら細分化します。
問題 白先黒死(★★★)
今回も白先黒死なので、白番で黒を取る問題です!
すでに白はオイオトシの状態になっているのにどうすれば黒を取れるのかという問題です。打つ場所は限られているので、しらみつぶしに考えてみてください。
失敗
まずは失敗からですが、白1で九5に打つのは黒2に打たれてしまいます。
白石を複数取られて、且つその場所が眼になるため黒の2眼生きが確定します。
正解
正解は白1(九3)ですが、違和感ある方もいらっしゃると思います。
続正解
黒2で白が全部取られるのに?今までオイオトシに気を付けろって言ってたのに?と思われる方は混乱すると思います。
NO.22でも書きましたが、囲碁はあくまで陣地の広い方が勝ちなので、少し石が取られても慌てる必要はありません。戦果を得るためには多少の「捨て石」を払うゲームでもあります。落ち着いて白3を考えてみましょう(続く)。前回はこちらです↓。
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