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エレキギターに使われるボディー材の種類

エレキギターのサウンドや演奏性を決定する重要な要素の一つがボディー材の選択です。

ギター製造では、伝統的に使用される一般的な材質から、特殊なサウンドやデザインを求めた材質まで、多様な選択肢があります。

今回は、一般的なボディー材と、特殊なボディー材をそれぞれ紹介します。次回以降、これらの材質について詳細に掘り下げていきます。


1. 一般的なボディー材

① アルダー (Alder)

バランスの良い音色が特徴で、多くのギターに使用される標準的な木材


② アッシュ (Ash)

明るくクリアなトーンを持ち、特に高音域での表現力が豊か。


③ マホガニー (Mahogany)

暖かく深みのあるサウンドが特徴で、特にロック系のギターに定番。


④ スワンプアッシュ (Swamp Ash)

通常のアッシュよりも軽量で、クリアでバランスの良い音色が得られる。


⑤ メイプル (Maple)

ネック材として使われることが多いが、ボディー材としても使われ、明るく鮮明な音を生み出す。


⑥ パイン (Pine)

柔らかく温かみのある音を持つ軽量材。近年再評価されつつある。


2. 特殊なボディー材

① バスウッド (Basswood)

軽量で、ミッドレンジが強調された音を提供。カスタムギターや初心者向けギターでよく使用される。


② コリーナ (Korina)

明るく深いトーンが特徴で、ヴィンテージギター愛好家に人気


③ ウォルナット (Walnut)

硬質でパンチのある音を生み、美しい木目を持つ高級材。


④ エキゾチックウッド (Exotic Wood)

ブビンガやゼブラウッドなど、美しい外観と独特な音響特性を持つ希少材。


⑤ ポプラ (Poplar)

バスウッドに似た軽量材で、コストパフォーマンスに優れた選択肢


⑥ パウロウニア (Paulownia)

非常に軽量で、明るく響く音が特徴。エコフレンドリーな素材としても注目される。


⑦ カーボンファイバー (Carbon Fiber)

木材ではないが、軽量で耐久性に優れた現代的素材。独自の音響特性を持つ。


⑧ カタルパ (Catalpa)

柔らかい音色を持つ木材で、アッシュやアルダーに似た特徴を持つ。


⑨ エボニー (Ebony)

通常は指板材だが、稀にボディー材として使われ、硬くシャープなサウンドを提供。


⑩ ローステッドメイプル (Roasted Maple)

加熱処理により、軽量で反りにくくヴィンテージ風のトーンを持つ。


⑪ アクリル (Acrylic)

透明なボディーで、見た目がユニークなだけでなく、硬質でクリアな音を提供。


⑫ リキッドアンバー (Liquidambar)

軽量で、滑らかで心地よい音色を生み出す、限定モデルに使われる材。


3. まとめ

  1. エレキギターには、アルダーやアッシュといった一般的な木材がよく使用されます。

  2. コリーナやエキゾチックウッドなど、特殊な材質はユニークなサウンドや見た目を提供します。

  3. 次回からは、これらの材質の音響特性や具体的な特徴について、さらに深く掘り下げていきます。

この記事では、エレキギターで使用される代表的なボディー材と特殊な材を簡潔に紹介しました。

次回は、各材質の詳細な特徴や音響特性について掘り下げていきますので、引き続きお楽しみください。



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