見出し画像

ギターピックの厚さ薄さについて

ギターピックは、厚さと薄さによって音や演奏感が大きく異なります。

ここでは、ピックの厚さごとの特徴と、選び方のポイントを解説します。


1. ギターピックの厚さの分類

① 薄いピック(0.38mm~0.60mm)

薄いピックは柔軟性があり、軽やかなストロークに向いています。

アコースティックギターのストラム演奏やリズムギターに最適です。

しかし、強くピッキングすると音がぼやけることがあり、正確なコントロールが必要です。


② 中厚ピック(0.60mm~0.88mm)

中厚ピックは、バランスの取れた厚さです。

ストロークやリードの両方に使え、幅広いジャンルに対応できます。

初心者にとっても扱いやすく、エレキギターやアコースティックギターの両方で使用可能です。

③ 厚いピック(0.88mm~1.20mm以上)

厚いピックは剛性があり、音の明瞭さが特徴です。

特にリードギターやソロパートで精密なピッキングを求められるシーンで活躍します。

重いピッキングをしても、しっかりとした音が出るため、ロックやメタルなどのジャンルに適しています。


2. 厚さによる音の違い

① 音の柔らかさ

薄いピックは、ストローク時に弦に当たる面積が大きくなり、音が柔らかく広がる傾向があります。

アコースティックギターのアルペジオやカッティングに最適です。

② 音の硬さと明瞭さ

厚いピックは、弦に当たる面積が少ないため、明確で硬い音を出します。

特にエレキギターの速弾きやソロプレイでは、音の切れ味が求められるため、厚いピックが推奨されます。


3. プレイスタイルに合わせたピックの選び方

① ストローク中心のプレイ

アコースティックギターでコードをかき鳴らすスタイルなら、薄いピックを選びましょう。

ピックの柔軟性がリズムのダイナミクスを表現しやすく、リズムギターでのストラムが滑らかになります。

② リードプレイや速弾き

精密なリードプレイやソロを演奏するなら、厚いピックが最適です。

弦を強く弾いてもピックがたわまないため、ピッキングの反応が速く、速弾きにも向いています。


4. おすすめのピックの厚さと選び方

① 初心者向けのピック

初心者には**中厚(0.60mm~0.88mm)**のピックがおすすめです。

この厚さは、柔軟性と剛性のバランスが良く、ストロークやリードの両方で扱いやすいです。

② 経験者向けのピック

演奏スタイルが明確に定まっている経験者には、特定のジャンルに合ったピックを選ぶことが重要です。

リズム中心なら薄いピック、リード中心なら厚いピックを選びましょう。


5. まとめ

  1. ピックの厚さは、音や演奏感に大きく影響します。

  2. 薄いピックは柔軟性があり、ストロークに向いていますが、音がぼやけることがあります。

  3. 中厚ピックは初心者に最適で、幅広いプレイスタイルに対応します。

  4. 厚いピックは、リードプレイや速弾きに向いており、明瞭で切れ味のある音を出せます。

  5. 自分の演奏スタイルに合ったピックを選ぶことで、演奏の快適さが向上します。


レッスンのお知らせ

熊本市のハイブリッドな音楽教室 KUROKI MUSIC CLASS

ギターレッスン+中国語(日本人の方向け)
レッスン時間内に、中国語(日常会話程度)も学ぶことができます。

台湾向けの中国語※ が学べるギターレッスンは、笠原講師のレッスンだけです。

※台湾では画数の多い「繁体字」、中国大陸では「簡体字」を使用します。


関連記事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?